はっちゃけ妹系新人声優は皆の人気者

26話 ページ27

木村side

「これ美味しい！」

嬉しそうな笑顔を浮かべるAを見ながら考える


イベントでの告白は素直に自分の気持ちを言葉にしたらああなってしまった。

正直こいつのこと好きかって聞かれたら即答は出来ないと思う

後輩だし可愛がってるだけじゃないのかと言われたらそうかもしれない。


でも他の奴らに告白されているのは嫌だと思ったし

今だって他の奴らを誘わずに2人で飲みにきている

木「なんだかなぁ…」

ぼそっと呟く

「？どうしましたー？」

木「なんでもねーよ笑」

俺はそう言って笑ってごまかす

「えぇー！笑あ、良平さん！これめっちゃ美味しいですよ！笑」

木「まじで？食べる食べる」

でもこうやって幸せそうにしてる顔を近くで
もっと沢山見てみたいとは思った。

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主人公side

今日は事務所に呼ばれた
打ち合わせがあるらしい

松「やっときたぁ」

「おはよー！全然間に合ってるじゃんかー！」

松「早くお前に伝えてやりたかったの笑」

「子供か！笑で？どうしたのー？」
「普段のお仕事ならいつも朝とか前の日とかに教えてくれる感じなのに」

松「立ってるのもなんだから会議室行くぞー？」

「まぁいいけど…」

れんれんどうしたんだろう…

松「よし、とりあえず最近仕事も増えてきて忙しくなってきたけど大丈夫か？」

「うん！先輩達も良くしてくれるし、ファンの皆も応援してくれるの本当に嬉しいもん」

松「そうだな。ファンレターとかプレゼント大量に届いてるけどどうする？」

「ほんと！？嬉しい！持って帰る！」

松「段ボール何個分にもなってるから後で車出してやるからちょこちょこ持って帰れよ〜」

「そんなにあるんだ！笑嬉しいなぁ笑」

松「で、本題。お前にTVの冠番組のオファーと、写真集を出さないかってオファーがきてる」

「テレビ！？写真集！？」

松「とりあえず一つずつ説明してくから待て笑」

「わかった笑」

松「まず最初はTV番組、内容は毎回ゲストを呼んで色々な場所に行く、要するに旅番組だな」

「へぇ〜面白そう！」

松「Aはありがたいことに男性声優との絡みをファンが応援してくれる貴重な女性声優なわけだ」

「不思議だけどね笑」

松「基本はデート企画みたいな感じで、ゲストのリクエストに答えたり、ゲストとAの雰囲気っぽい場所に行ったりするらしい」

「わかった！」

松「じゃあうけていいな？」

「勿論！よろしくお願いします！」

松「了解。じゃあ次だ」

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