バスケで天才と呼ばれた少女

35話 ページ37

主人公side


「え？そりゃまぁ…」

夏「こんなにわかるんかわしらの事」

「皆1人1人わかりやすいからね。」


本当に皆個性的だから分かりやすい

経験者組は出来る事はやっぱりいい部分が勿論多いけど、その分自分の苦手なものをわかってるからなんとなくわかりやすい
癖とかも出やすいしね

逆に初心者組は出来る様になったことがよく見える
でも、まだまだ足りてない部分も多くてそういう所も目立つ

だからノートも書きやすくて、
結構しっかり書いちゃうんだよね


夏「…」


とび君はじっとノートを見つめている


「なんか気になることでもあったかな？」

夏「いや、なんでもない」


そう言ってとび君は立ち上がる


夏「時々これ見せてもらってもええか」

「勿論！」


そう答えるといつも通り少し笑いながら
私の頭を雑に撫でた

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そして朝になる

ランディングから始まりフットワークやら体力をつけるための練習がメイン

とび君がみんなに教えたりしてるけど…
なんとなく嫌な予感がする

私が新しいボトルを持ってくるとラストワンセットだった


夏「ほしたらもうワンセット」

鍋「少しタンマ！…ちょっと休憩させてくれ」

夏「これくらいで何言ってるんじゃ」

茶「足が痛くて走れないんだよ」


すると奈緒は2人を休憩させる

まぁ確かに疲労骨折なんてなってしまえば、インターハイの予選にはおそらく出れない
治ったとしても体力や感覚はそう簡単に戻ってくるものじゃないし、無理をしすぎるよりは…

奈緒は初心者3人にボールを常に触ってろと言った


でもちゃんと3人にこの意味が伝わってるのかな…

やっぱりなんか嫌な感じがする

なんとなく少しずつ皆の中でずれていくものに私は勘付いていたのかもしれない

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