30話 ページ32
主人公side
「マネージャー…か…」
空が言っていた言葉を思い出す
女バスは部員も結構多いし
私が入ることで役割を奪ってしまう
体育館に寝っ転がって少し考える
「やっぱりバスケに関わるの無理なのかな…」
夏「なにしとんじゃ」
「え!?トビ君どうして?帰ったかと思った」
夏「灯りついとったから来てみただけじゃ」
「そうだったんだ…ごめんね、すぐ片付けるよ」
後は家で考えよう…
夏「…マネージャーやればいいじゃろーが」
「え?」
夏「バスケに関わりたいならそういうやり方もあるじゃろ」
「…空と同じこと言うんだね笑」
「まぁそうなんだけど、女バスは人数多いし、そういうチームワークができてる。今更必要ないと思うんだよね」
自慢とかじゃないけど私が入ると変に有名になってしまう
それはプレッシャーに変わる
私があのチームに迷惑かけるわけにはいかない
夏「男バスのマネやればええじゃろーが」
「…は?」
夏「嫌なんか」
「いや、そうじゃなくて…想定外っていうか…」
心の中では多分サポートするならこの人達がいいって思った。
これからきっと伸びるしそれを助けたい。
でも…
「私って変に有名なの笑自分でいうのもなんだけどね笑消えたバスケの天才〜って笑」
「だから、私がマネージャーやると変に注目が集まるかもしれない」
「それは凄いプレッシャーになると思う。そういう余計なものはいらないと思うからさ笑」
「それに七尾さんっていう凄いマネージャーいるじゃん!笑だから…」
夏「ワシらはそんなプレッシャーに負けるほど弱くない。それにお前がやりたいならやればえーじゃろーが」
「……」
「やってもいいの?」
夏「あぁ」
「…やりたい。やらせてください…!」
夏「わかったからとりあえず泣き止めや」
そう言ってトビくんは強引に私を引き寄せて
抱きしめてくれた。
私はトビ君の胸で泣きじゃくった。
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「ふぁぁ…」
昨日泣きすぎたせいか少し眠い
自分の席でぼーっとする
昨日結局泣き止むまでトビくんが一緒にいてくれた
空「A!男バスのマネやるってほんと!?」
「空おはよ。うん」
凄い勢いで走ってきたのか息を切らしている空に答える
昨日の夜、空には男バスのマネやるって連絡してたんだしそんな慌てなくていいだろうに
空「やったぁー!!これでAと一緒に部活できるね!」
「そうだね…笑空ありがとね」
空「…!!うん!!」
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向日葵 - シオンさん» ありがとうございます!引き続き応援のほどよろしくお願いします! (2020年4月18日 0時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
シオン - とても素晴らしい作品です。 (2020年4月11日 0時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - ふうさん» アニメですね!バスケのアニメがやるというので気になって見てみた感じです!笑買いたいと思ってるんですよね!笑嬉しいです!中々台詞などをアニメを見て持ってくるのに時間がかかるので更新は遅いですが、ぜひこれからも見てください! (2020年4月9日 0時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
ふう - ふうです! あひるの空はアニメで見たのですか? 漫画でですか? 漫画を読んでないならおすすめします!チョーおもろいので♪ 初めてうらつくで読んだのがこれで おもしろかったです! (2020年4月8日 8時) (レス) id: f1937706d4 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - shibuyuさん» ありがとうございます!!頑張らせていただきます! (2020年3月26日 23時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:向日葵 | 作成日時:2019年12月18日 23時