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16話 ページ17

主人公side


次の日チームメイトの先輩や同級生に話すと

「Aがいないと勝てないし笑」
「Aが点決めてくれなきゃ笑」

といわれた。きっとうちの事も必要としてくれている。元気付けようとしてくれてるんだと思っていた。

無事に練習に復活し試合でも活躍した。
自分達の代になり、全国3連覇を目指そうとした矢先、練習試合中に怪我をした。ディフェンスとぶつかり痛みで立てなくなり救急搬送。

腰の骨が折れていた。手術も必要なほどに酷い怪我だった。半年はバスケは出来ないと告げられた。
良くなったとはいえ、脆く怪我しやすい状態だったのが原因だった。

今まで通りにはバスケは出来ないかもしれない。でもチームメイトが自分を必要としてくれている。そう思って辛いリハビリも耐えた。

半年後チームに戻ると

「やっと戻ってきた」
「あんたがいないと勝てないの」
「うちらも楽に勝たせてよ」

そう言われた。自分はチームメイトとして必要とされていたんじゃない。点を楽にとってくれるだけの物だった。

それを知って自分の中で何かが崩れた。

そして私はバスケ部をやめた。髪も切って、別人のふりをしてバスケ部のない別の中学に転校した。
そして最後の一年を過ごした。

元の中学は全国出場するも初戦敗退となったらしい








母「ただいまー!!」

お母さんの大きな声で目覚める
そこで寝ていたんだと気付く
目元は濡れていて泣いていたらしい。


「おかえりー」

とお母さんに返し、ベッドから起き上がる


「制服しわになっちゃった…」


部屋着に着替えながらさっきの夢を思い出す

バスケが嫌いになったわけじゃない
今でも大好きで仕方がない

でもまた利用されるだけなのはごめんだ。
だからバスケからは離れた。

のくせに、やはり未練が残っている

ディフェンスを嘲笑うようなパスを出して、自分に必死についてくる相手を抜き去ってシュートをしたい。
見ている人にバスケってこんなに楽しいよって伝えられるようなプレーがしたい

もう考えるのはやめよう

円さんも気付きそうだったし、バレるのは時間の問題
どうするかはその時に決めよう

いつまでもうじうじしているも嫌だし

なんて自分の中で整理をつけると

母「ご飯できたよー!」

お母さんの声が聞こえる

「わかったー!」

そう答えて自分の部屋を出た

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向日葵 - シオンさん» ありがとうございます!引き続き応援のほどよろしくお願いします! (2020年4月18日 0時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
シオン - とても素晴らしい作品です。 (2020年4月11日 0時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - ふうさん» アニメですね!バスケのアニメがやるというので気になって見てみた感じです!笑買いたいと思ってるんですよね!笑嬉しいです!中々台詞などをアニメを見て持ってくるのに時間がかかるので更新は遅いですが、ぜひこれからも見てください! (2020年4月9日 0時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
ふう - ふうです! あひるの空はアニメで見たのですか? 漫画でですか? 漫画を読んでないならおすすめします!チョーおもろいので♪ 初めてうらつくで読んだのがこれで おもしろかったです! (2020年4月8日 8時) (レス) id: f1937706d4 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - shibuyuさん» ありがとうございます!!頑張らせていただきます! (2020年3月26日 23時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作成日時:2019年12月18日 23時

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