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「他には!?何が書いてあるの!?」
『えっと..俺たちの使う武器?性格?』
「おついちこれは私たちを誘き出す罠よ!こいつ私達のこと調べあげて今日のことを自ら流出させた」
「俺達が食いつくのが分かってたからか!」
「弟者!敵がもういないなら引いて!ポイントBまで兄者を連れて隠れてて!」
『了解!』
「おついち私達も行こう。今ならまだ気づかれていないはず」
おついちはAの言葉に頷き引こうとする時ドアの向こうから気配を感じ銃を構えた
「おついち?」
「先にいけ」
「何言ってんの?出来るわけ.「早く!!」」
聞いたことの無い焦りを滲んだ怒鳴り声を聞きAは怯んだ。その隙におついちはAの体を突き飛ばし窓から落とした。ここは1階だから怪我こそしなかったがAは逃げるわけにも行かず窓のしたで息を潜めていた
「そこにいるのは分かってるんだから早く出てきたら?」
「逃げずにいるとは大した度胸だな?」
「そぉねぇ..借りは返したい派だから」
「随分と余裕そうだがお仲間は無事かね。生きてはいると思うが」
「お陰様でピンピンしてますよ〜。貴方を排除するついでに良い情報も手に入ったんでね」
銃を構える手が汗で滲んできた。だが、しっかりと相手の眉間を狙う手はぶれない
「しっかしぃ、貴方みたいな大物が護衛もつけず1人で来るなんてわざわざ消されに来たんですかぁ?」
「口が達者だな。殺 られる可能性はお前にもあることを1番分かってるのはお前自身だろう」
「さぁ?」
「はぁ..時間の無駄だな。そろそろ終わりにするか」
相手は懐から銃を取り出すとおついちに銃口を向けた。どちらも動かず急所を狙い定めていたが窓から吹いてきた風を合図に発砲
おついちの弾は相手の眉間に、相手の弾はおついちの腹を2発貫通していた
「っかはっ..」
痛みと出血で立てずに壁にもたれかかる。朦朧とする意識の中思い浮かべるのは弟者や兄者、Aの姿だった
「(あぁ、俺はここで終わるのか..)」
遠くから大量の足音が聞こえせめて1人でも、と使い慣れた銃を手探りで探す。案の定それはおついちの隣に落ちていた
そして、武装した敵が入ってきた瞬間向けていた銃を発砲し弾が尽きるまで撃ち続けていた。だが、それもすぐに終わり倒せたのは2、3人だけだった
「終わりかぁ..」
本当に最期だと目を閉じた時真上から2つの発砲音が聞こえた
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作者名:美月葵 | 作成日時:2018年5月2日 17時