友達？ 【弟者】 ページ12
〈設定:弟者の友人〉
「どうも、みなさんおはこんばんにちは！弟者でーす！」
「....」
「ちょっと？」
「....」
「名乗りなさいよ(笑)」
「あは(笑)Aでーす」
「今日は２人でやってきいますよー！」
「わーいやったーゲームだー」
「ねぇ、棒読みで言うのやめて(笑)」
「いやーもう、寝不足で辛いんですよ。それなのにどっかのイメージカラー赤の人がゲリラライブ1時間前に連絡するもんだから疲れたー」
「俺のことか？俺のことなのか？」
「さぁ、今日はホラーゲームですよ！皆さん心の準備はいいですか！？弟者の叫び声と解読困難な弟者語をどうぞ楽しんでいってくださいね！」
「無視か！」
わちゃわちゃしながらのゲリラライブはあっという間に時間が過ぎていく
叫びまくる弟者と全く叫ばないA
「弟者、ちょっとうるさいよ？」
「だって怖いんだもん！文句言うならAがやってよ！」
「いやよ。始めた本人なんだから最後までやりなよー」
「ぐぬぬ..」
「あ、左なんか通った」
「はぁ！？」
「嘘でーす(笑)」
「こいつ..！」
日付が変わる時間までしていたことに気づくとここまでにしようか、となりお別れの挨拶をする
「今日はここまで！」
「やっと君の叫びから開放される」
「なんでAはそんな落ち着いていられるんだよ(笑)」
「さぁ？(笑)」
「今度はAを叫ばすようなゲーム持ってきてやる！」
「期待してる(笑)」
「じゃあ、ライブ見てるみんなまたな！」
「またねー♪」
配信が終わるとおつかれの意味を込め２人でお酒を飲む。弟者はハイボール、Aはチューハイを片手におつまみに手を伸ばす
「はぁー疲れたー！」
「こっちの方が疲れたわ」
「でも楽しかったでしょ？」
「そーね」
次はどのゲームをしようかなと考える弟者を眺めながらAはあることを思い出していた
「あのさ」
「なーに？」
「SNSのフォロワーさんからね"弟者と私はどういう関係ですか"ってゆー質問が来たんだけどさどうなの？」
「俺に聞かれても..」
「私は一緒にゲームする友達としか思ってないんだけど、弟者は？」
「うーん、Aに近くてちょっと違うかな」
「と言うと？」
「秘密！」
「えー気になるんだけど！」
「言わないからね(笑)」
弟者の秘めた想いがAに届くのはまだまだ先のお話
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作者名：美月葵 | 作成日時：2018年5月2日 17時
