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妖精さんが言うことには ページ16

(そらるside)

てる「というわけじゃから説明するぞ!!耳かっぽじってよーく聞け、ボケナスがっ!!」

静かな部屋にまふてるのハイトーンボイスが響く。


ショックで唖然とするうらたくんをほっぽって説明は始まった。


てる「まずご想像の通りこの世界はご主人たちとの世界とは別次元、いわゆる異世界じゃな」

異世界という言葉の響きにひきこもり4人の心が動いた。坂田は既に唐紅の双眼を輝かせている。

まふてるはえへん、と胸を張って更に大きな声で続ける。


てる「ただ全く関係がない、というわけでもないのじゃ。ふたつの世界はリンクしておる」

さか「りんく…?」

てる「繋がっておるというわけじゃ、あほ面め。この世界は今時が止まっておる。ご主人たちの世界も然り、例外は貴様らだけじゃ」

まふてるがどこから出したのか細長い指示棒で俺たちを指した。さっきの謎の白い光といい、まふてるは魔法を使えるのかもしれない。

うらたくんは絨毯の毛玉を指先で弄んでいた。その瞳が退屈そうに深緑に光る。


てる「まぁ簡単な話、ふたつの世界を救って欲しい、というのが神様の意向じゃ。この世界の異物を取り除き、時間を再び動かして日常を取り戻して欲しいんじゃと」

まふ「神様?異物?時間を再び動かす?何言ってるのか全然わかんないんだけど」

まふまふが白銀の細い髪の毛を揺らして首を傾げた。


てる「すまぬ、ご主人。まふてるも正直なところ、説明やらを仰せつかっただけに過ぎぬ。詳しいことは何も知らぬのじゃ」

まふてるが長い前髪に隠された眉尻を下げるのが分かる。堂々としていた口ぶりも急にしゅんとした。

なんでこの人こんなにまふまふにだけ従順なんだろう。


てる「でもわかることは順次お伝えする予定じゃから、ボクのこと、その、嫌いに、ならないで…ください…」

いつになくたどたどしく丁寧な口調でまふまふの顔を覗き込んだ。だぼだぼの袖は心配そうに口元に当てられている。


まふ「あー…えっと、」


まふまふが目を泳がせつつ口を開いた瞬間、



??「うわー!!なにこの辛気臭いかんじ!!ぼく苦手ーー!!!」

ふわふわした声がして、ぱっと電気が点いた。

あほ面→←妖精



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コアラランド(プロフ) - すとぷり....6人...青....あぁ (2020年1月14日 0時) (レス) id: 5b9d17e3ea (このIDを非表示/違反報告)
れふと。(プロフ) - Liouさん» あれま…結構わかりやすくしたつもりなんですが… これからしっかりわかりますよ~ (2019年9月30日 17時) (レス) id: fdc4b938b2 (このIDを非表示/違反報告)
Liou(プロフ) - すとぷりが出たところがわからず頭を抱え込みながら読んでます(´・ω・`) (2019年9月28日 11時) (レス) id: 786bb358f0 (このIDを非表示/違反報告)
れふと。(プロフ) - 菜萃さん» コメントありがたいです、ありがとうございます…もっとすこっていただけるよう頑張る所存です! (2019年9月28日 6時) (レス) id: fdc4b938b2 (このIDを非表示/違反報告)
菜萃(プロフ) - 歌い手で異世界...あ"〜〜〜〜〜、好き。← 無理しないでくださいねヽ(´ー` )ノ (2019年9月26日 18時) (レス) id: b58c2b79a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れふと。 | 作成日時:2019年6月24日 22時

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