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撮影終了。
大貴「山田ー、飯いかね？」
涼介「わり、今日は無理。」
大貴「そっか、じゃあな。」
涼介「おー。」
海ちゃんを待つこと、３０分。
やば、もう、暗いよ外。
海ちゃん、大丈夫かな？
海「ごめんなさい！・・・後片付けしてました！」
涼介「おー！？、全然大丈夫だけど、」
海「私から誘っておいて、ごめんなさい。」
涼介「大丈夫、」
二人の間に沈黙が流れた。
涼介「・・・・・話、あるんだっけ？」
海「ぇ、は、はい。」
涼介「この間のこと？」
コクリ
やっぱりね、
海「私、ずっと、山田くんのファンでした。」
うん、知ってる。
海「でも、一緒に遊んだりするうちに、ファンとしてじゃなくて、違う気持ちが自分にあるんじゃないかなって、思うようになったんです」
涼介「え？」
海「私の中での山田くんって、何なんだろうって、考えたんです。」
海ちゃんの声は、震えていた。
海「そして、たどり着いたのは、ファンとして、ダメな気持ちでした。」
涼介「・・・それって、」
海「私、山田くんが好きなんだって、気付きました。もちろん、アイドル山田涼介ま大好きです。でも、それとは違う何かが、私の中で引っ掛かってて、」
ぎゅっ
海「へ？」
涼介「海ちゃんの、気持ち、聞かせて？」
海「・・・・すき、です。」
涼介「・・・俺もだよ。」
俺の恋、終わってなかった。
芸能人って、恋しちゃいけないんだと思ってた。
ましてや、ジャニーズなんかが。
でも、やっぱり、人間だもん。
人を好きになるぐらいありますよ。
だから、俺は、その相手に
海を選びました。
でも、俺は、ファンの子大好きです。
それとは違ったものが彼女に芽生えてるんです。
俺、山田涼介は、今日、片想いを卒業し、
彼女ができました。
END
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作者名：ユウラン☆１号 | 作成日時：2018年3月5日 12時
