40. ページ40
「…乱数、なぁに話って」
乱数「気付いてんだよ、グラスホッパーに着いて探ってるって」
黒乱数だ。
しっかし、何でこんな闇深そうな感じなのだろうか。
……まぁ、中王区絡みだろうな。
黒乱数はやっぱ声が低いなぁ…。
乱数「オマエの所為で中王区が煩い。やるならもう少し上手くやれ、不届き者」
「でもさ、乱数も気付いてるんじゃない?
____中王区も気付かないフリして死人を出してるの。一応表では上手くやってるらしいけど?」
乱数は舌打ちした。
知ってるよ、乱数がホントは何とかしたいって。
でも中王区に制限されてるから、出来ない。
挙句の果てには私と左馬刻がふざけたマネをしてるから、怒られるんでしょ。
私は近くにあった椅子に座る、反対に乱数は壁にもたれかかっている。
……ココがホテルという事は、乱数との秘密だろう。
乱数「ヒントだ」
「え、ヒント?」
急にンな事言われて聞き返してしまった。
何のヒントだ。
中王区の事か、はたまたバッタの事か。
まぁ、バッタだよな。
乱数「オマエ達だけじゃ、なんも出来ないだろ。しかも左馬刻は脳筋だ」
いやまぁ…左馬刻は確かに脳筋だけども。
ヒントは貰っても有難いだけだし、貰えるもんは貰っとくけどさ。
乱数「ヒント一、Aとの面識がある人物。
ヒント二、家柄に権力がある人物。以上」
「あー…まぁまぁ絞られるな」
乱数「……なら大丈夫だよっ!ココのお金は払ったから後は泊まっていきなよ、んじゃあグッバイ!」
「あ、ありがとう」
サラッとお金払われてるし、何か申し訳無い…。
後、少し高そうだな…。
少し乱数に別の意味で恐怖心が沸いた。
110人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Hikaririka(プロフ) - ペコさん» ありがとうございます!これからも読んで下さると凄く頑張ります!! (2022年3月29日 13時) (レス) id: aa52a3539d (このIDを非表示/違反報告)
ペコ - このお話面白いです!これからも無理しない程度で、更新頑張ってください。 (2022年3月29日 13時) (レス) id: 9c3f65fa27 (このIDを非表示/違反報告)
椛 - お節介でなくて良かったです…これからも連載がんばってください!! (2022年3月28日 8時) (レス) @page13 id: 9bee9bd17c (このIDを非表示/違反報告)
Hikaririka(プロフ) - 椛さん» ご指摘有難うございます!間違えました…。お節介だなんて思ってませんし、これからも見て下さると嬉しいです! (2022年3月27日 22時) (レス) @page3 id: aa52a3539d (このIDを非表示/違反報告)
椛 - タブレットとかで打ち方わかんないのかなぁと思ってお知らせしました…お節介だとスミマセン… (2022年3月27日 22時) (レス) @page1 id: 9bee9bd17c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しゃむねこ@元Hikaririka | 作成日時:2022年3月18日 7時