笑った、その衝撃で息を忘れた【文スト】【ヒプマイ】

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｢顔を合わせるのは、ホントに久しぶりだね〜左馬刻｣


左馬刻｢そーだな｣


｢無関心過ぎない？｣



面と向かって喋るのは久しぶりのクセに、中々話が盛り上がらない。

心外すぎる。



もう少し盛り上がってよ。



心の中で不満を語ってたら、急に話かけられた。






左馬刻｢…最近アレ辞めたのか？｣



｢アレ？｣



左馬刻｢一人称だよ。昔は"ボク"とか言ってたじゃねぇか｣




一人称の事か、今はもう辞めている。

職場に入ったてのもだけど、そろそろ辞めようと思ってたから区切りを付けた。


兄と弟が居たら、一人称がボクとかになるって…ホントになんでって感じだけどさ。
しょうがないじゃん。



｢もう辞めてるよ。ボクとか女子が言うのみんなに変と思われるから｣


左馬刻｢……オマエがそれで良いなら良いけどよ｣




｢！、素直じゃないなぁ〜も〜！｣


少し寂しがってるな、ホント素直じゃない。


私は左馬刻の腕にギュッと抱き着いた。

逆ギレして腕を振る。
顔が強ばる程の驚きかぁ…。





左馬刻｢ﾁｯ胸糞悪ぃ｣




｢そんな言葉使い辞めてよパパァ…｣




左馬刻｢オレは！パパじゃねぇ!!｣






左馬刻の必死さに笑えてくる。

耐えようにも耐えきれず、笑みが口角に浮かぶ。
少し笑い声が聞こえてくるが、まぁいいだろう。



左馬刻に怒られるからな、ガチで笑うと。

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