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「……それでさ、一つ聞きたいことあったんだけど」
蒼「何?俺が話せる事ならなんでもいいよ」
真面目に聞きたいことがある。
まぁ色々あるけど、一番聞きたいこと。
「……梵さんって、今どこな訳?」
「え、嗚呼あの人?警察に引き渡したよ」
……なるほど?
いや警察に引き渡したよ、ってさらっと言うな、緊張して損した。
この建物の中に居たらどうしようかと考えてたのに。
乱歩「おーっと、此れは想定外」
蒼「君にも想定外とかあるんだね、いがーい」
まぁ……乱歩さんも人間だし、そりゃあ想定外もある筈だよ、多分。
ソレは置いといて、いがーいとか言って拍手すな、うるさいんだが。
仲直りしたけど、相手が思ったより嬉しそうで何よりです、とは思った。
「……まぁ、一件落着って事で。帰ろっか」
乱歩「そうだね。外で国木田待たせてるし、早く帰ろう」
え、国木田さん待たせてるの??待って早く行かないと国木田のスケジュールがどうのこうのって怒られるんじゃ!
あ、でも、足枷邪魔だな……。
蒼「あ、ちょっとA」
「ん?どうしたの……いやホントにどうした?」
急に足元にしゃがみこんで、鍵?
嗚呼、足枷外してくれるのかな、なら一人でも出来るんだけど……。
蒼「……足枷邪魔でしョ?お嬢様」
「っ、蒼兄さんにお嬢様扱いされる義理はないっ!」
この後蒼兄さんのみぞおちに乱歩さんの頭がもれなく衝突した。
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最近忙しいと思ったら三郎くんの誕生日昨日じゃん。
頭の記憶力どうなってる訳??
とりあえずおめでとう……、二郎くんと仲良くしてくれよ、無理かもしれないけど。
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作者名:しゃむねこ@元Hikaririka | 作成日時:2022年11月5日 20時