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156. ページ6

「……それでさ、一つ聞きたいことあったんだけど」

蒼「何?俺が話せる事ならなんでもいいよ」


真面目に聞きたいことがある。
まぁ色々あるけど、一番聞きたいこと。


「……梵さんって、今どこな訳?」


「え、嗚呼あの人?警察に引き渡したよ」


……なるほど?
いや警察に引き渡したよ、ってさらっと言うな、緊張して損した。
この建物の中に居たらどうしようかと考えてたのに。



乱歩「おーっと、此れは想定外」

蒼「君にも想定外とかあるんだね、いがーい」



まぁ……乱歩さんも人間だし、そりゃあ想定外もある筈だよ、多分。
ソレは置いといて、いがーいとか言って拍手すな、うるさいんだが。


仲直りしたけど、相手が思ったより嬉しそうで何よりです、とは思った。




「……まぁ、一件落着って事で。帰ろっか」


乱歩「そうだね。外で国木田待たせてるし、早く帰ろう」



え、国木田さん待たせてるの??待って早く行かないと国木田のスケジュールがどうのこうのって怒られるんじゃ!
あ、でも、足枷邪魔だな……。



蒼「あ、ちょっとA」

「ん?どうしたの……いやホントにどうした?」



急に足元にしゃがみこんで、鍵?
嗚呼、足枷外してくれるのかな、なら一人でも出来るんだけど……。



蒼「……足枷邪魔でしョ?お嬢様」


「っ、蒼兄さんにお嬢様扱いされる義理はないっ!」



この後蒼兄さんのみぞおちに乱歩さんの頭がもれなく衝突した。


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最近忙しいと思ったら三郎くんの誕生日昨日じゃん。
頭の記憶力どうなってる訳??

とりあえずおめでとう……、二郎くんと仲良くしてくれよ、無理かもしれないけど。

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作者名:しゃむねこ@元Hikaririka | 作成日時:2022年11月5日 20時

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