14話。恐怖 ページ16
はあっ、はあっ、はあっ
走って走って走り続けて、稲高の近くにあるコンビニに着いた
『こコンビニ着いたよ…』
《そこにタクシーあるでしょ？》
あ、こっちに来た
「角名様ですね、お乗り下さい」
『はい…』
―――――――――――――――
地下鉄乗って、降りると倫太郎と蛍が居た
『け、蛍っ、倫太郎っ…』
蛍「大丈夫…なわけないな…」
角「よくやった、父さん達にも連絡してある、梟谷に行こう」
『うん…』
あの人、誰だったんだろう…
角名side
角「大丈夫？歩ける?」
『む、り…』
やっぱり、恐怖を感じたからか
歩けないAを、持ち上げ、抱っこする
蛍「あ、僕が抱っこしますか?先輩ですし…」
角「大丈夫、俺の妹だから」
あながち、間違ってない
蛍「分かりました」
まだ、ボールを打つ音が聞こえる
角「まだやってるのか」
蛍「そうみたいですね」
角「A、そろそろ大丈夫？」
『うん…ありがとう…』
蛍「無理しないでよネ」
『うん、ありがとう蛍』
北「角名、お前の妹、大丈夫だったか」
角「バスまでは大丈夫でしたけど、あそこまで抱っこしてきました」
『…』
澤「月島、A、大丈夫だったか？」
蛍「いや、そんなに」
西「A…大丈夫か?」
『あ、にしのや、うん、だいじょーぶ』
角「(嘘つけ、結構精神にダメージ受けてるだろ)」
『いえ、だいじょうぶかな』
角「わかんないな、ま、犯人思いつくけど」
『そう…？』
角「まあね」
木「大丈夫か？」
『はい…まぁ…』
木「無理しなくても良いんだぞ？ケイユは知らねーけど泣くこと我慢しなくたって良いんだぞ？」
すごいな、主将感ある←主将だよ
『ｸﾞｽｯ…すいませんっ…ありがとう…ございますっ…』
Aはいっぱい泣いた＿＿
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作者名：ぅめふ x他3人 | 作成日時：2020年10月23日 23時
