私の彼氏？伊野尾だけど。

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『あの、お姉さん！』

「はい？」




Aは、一瞬驚いた顔をした。
後ろにカメラマンと俺の格好で察したんだろう。

"テレビの対応"




『お姉さん、今お時間良いですか？』

「え、、あ、まぁ」

『あの、ジャニーズ人気投票してるんですけど‥』

「あ、じゃあHey!Say!JUMP‥ってないのね笑
Sexy Zoneに1票入れます！笑」

『すみません、あ、僕誰か‥』

「Hey!Say!JUMPの‥伊野尾慧さん。
あの、ファンです笑」

『わぁ、1発目からファン見付けちまったよ〜笑
Hey!Say!JUMPのだれ？』

「伊野尾くん‥笑」

『うっし、うぇぇぇぇぇぇい』(




おっと、朝のテレビだよ、俺(
しっかりしなきゃ、俺(

とか思ってるけど、心の中はガッツポーズ。
別れたとはいえ、元彼女。

"俺のファン"‥気が利く奴だよ(




ｶﾒﾗﾏﾝ「テープチェンジしまーす」




みんな、テープチェンジに入った。
Aにすかさず聞く。




『LINE、ブロックしてる？』

「してない、消してもないから。
連絡は通じるかもね‥」

『かもなの？笑
まどろっこしいなー！コノヤロー！』

「‥ごめん、消してる‥笑
携帯変えたから、ジャニーズ皆の連絡先無いんだわ、あ‥ごめん。先行くね？」




気ま付くなったのか、そそくさと逃げていったA。後ろ姿は、何だか悲しい小さな背中に見えた。




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