見えること (ページ12)

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渡辺side

仕事が終わったあと、康二以外の8人がふっかの家に集まった。

今日のふっかは、なんか元気がねぇんだよなぁ

絶対なんかあったよな、

岩「で？ふっかどうしたの？」

佐「今日なんか変だよ、」

深「いやね、今日早めに楽屋に行ったら康二がもういたんだ。しかもなんか勉強してて。俺めっちゃ気になっちゃって、、。そしたら康二、点字の勉強してるって言ったんだ。俺、怖くなっちゃって。目が見えてるうちに覚えたいのはわかるけど、早過ぎないって思っちゃって、、」

宮「、、そうなんだ」

阿「俺だってふっかの立場だったらそう思ってたと思う。」

点字の勉強か、、、

「たしかに、怖くなるよな」

目「康二くんも康二くんなりに前へ進もうとはしてるんだと思うけど、俺らがまだ現実を受け止められてない。」

ラ「まだ信じられないもんね。」

佐「でも、俺らの前では一切してなかったよね」

宮「多分だけど、康二なりの配慮だよ。俺らが見て悲しい思いをしそうだからって思ったんじゃない？」

阿「多分そうだよね、」

「なんで、康二が難病になんてならなきゃいけねぇんだよ！」

宮「翔太！落ち着け」

「なんで、なんで、康二なんだよ、、、。」

あいつ、罰当たりなことなんてしてないのに。

岩「みんなさ、康二の病気について調べた？」

「調べてない、、、。」

だって、まだ受け止められてないから

阿「みんな詳しく調べてないんじゃない？」

岩「今から、調べてみねぇ？」

「俺、康二の病気について知って康二の手助けしたい、」

目「調べてみますか」

照がスマホで『網膜色素変性症』と検索をかけた、