(( 隣 の 照 れ 屋 さ ん 。 Hikaru.Y ))

〔 021 〕 ページ21

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もうあれから1時間は経つ。

いつもなら楽しいはずなのに…綺麗に見えるはずなのに…

今日の花火は寂しくて涙のせいでゆがんで見える

光くんにとって、 私の存在はそんなに小さいものですか…、









A ｢ 私って弱いんだな… ｣









泣きたくないのに、笑顔でいたいのに頑張っても頑張っても溢れてくるのは涙だけ…

浮かれてた自分が馬鹿みたいに思えてくる

こんな事になるなら来ない方がよかった。せっかくの花火一緒に見たかったな…。









私は光くんに

" 帰るね、同級生と楽しんで(o´罒`o) "

って送った。何分経っても既読はつかないし、そうとう楽しいんだなって









A ｢ 私といるとき楽しくなかったのかな ｣









私は元きた道を重い足取りで戻った

周りの人は楽しそうで嬉しそうで幸せそう…

もうこんな景色見たくないなって思っても仕方の無いこと。









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｢ A…？ ｣









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誰かがそっと、私の名前を呼んだ…。







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