豆腐三昧 ページ13
喜八郎と別れてから数時間が経ち今はお昼時。
来年で卒業生となる僕らはご飯はみんなで囲んで食べると決めていた。
今は桜花が増え、みんなと食べるご飯の美味しさは増した。
そういえば今日のお昼は。
兵「おばちゃん!!豆腐三昧出来上がりました!!」
お「あらぁこんなに沢山!私も負けてられないわねぇ」
「食堂のおばちゃん、兵助」
お「あらあらAちゃん達いらっしゃい」
兵「A先輩!今日は僕が作った豆腐三昧ですよぉ!」
キラキラとした目で僕の前に見せる豆腐料理の数々。
た、食べ切れるかなぁ。
伊「おばちゃん今日のランチって…」
お「ごめんなさいねぇ今日は私腰を痛めてしまって久々知くんに手伝ってもらったんだけど…今日はみんなセルフで食べてちょうだい」
文「おばちゃん大丈夫ですか?」
お「潮江くん心配してくれてありがとうね」
セルフでほっとした僕がいた。
兵助の豆腐美味しいんだけど、やっぱり全部が豆腐の料理だと…ね。
桜「おばちゃんもし良ければ明日から治るまで私が作りましょうか?」
お「あらいいの?そうね〜久々知くんに任せようと思っていたんだけど…」
「おばちゃん!桜花の料理とっても美味しいの!」
仙「久々知の豆腐はうまいが毎日は少々飽きるぞ」
お「じゃあ桜花ちゃんにお願いしようかしら」
兵「ガーン」
ふと隣を見ると残念がっている兵助がいた。
「今日は兵助の豆腐美味しく頂くね」
兵「せ、先輩ぃ」
涙目で僕に抱きつく兵助。
よしよし。
文「久々知!上手いことやりやがってぇ!」
留「俺らのAに手出し無用!勝負だぁ!」
兵「なっ!?」
兵助は僕から離れると2人の前に立った。
兵「A先輩は先輩達だけのものじゃないです!!」
「いや、誰のものでもないけど…」
留「そういうことは俺たちに勝ってから言え!」
兵「の、望むところですよ!俺だって男ですから!!」
おばちゃんは腰を痛めていて動けそうにもない。
やれやれと呆れた顔で3人を見ている。
全く他の生徒も食事中なのに…。
文「ギンギーン!!」
留「勝負ー!!」
2人同時に兵助に飛びかかる。
それを僕は。
「兵助!!」
兵「へ?」
伊「A?」
文、留「!!!?」
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もしゃどーる(プロフ) - あーーさん» あーーさんありがとうございます!!更新頑張ります。°(°´∀`°)°。 (2021年3月17日 19時) (レス) id: 105769ebda (このIDを非表示/違反報告)
あーー - この小説大好きです! (2021年3月17日 17時) (レス) id: d228b33f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もしゃどーる | 作成日時:2020年9月11日 12時