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?「うっ…グス…」
「泣かないで」
?「どうして助けて…くれるんですか?」
「やっぱりほっとけなくて…」
?「こんな事したら姫様もただじゃ済まないです…グス」
「それでもいいよ」
?「え…」
「○○と比べたら私は幸せすぎたから」
?「…、!!」
「それに私…」
―…私…15歳になったら結婚するの…―
―――――――――
あぁ、久々に思い出した。
あの時はまだ”結婚”の意味がわからなかった。
幼い頃何故かそう言われ続けてきたけれど誰も意味を教えてはくれなかった。
あの人も。
あの人はただ僕のそばにいるだけだった。
忍術学園には立派な忍者にと言われ入った。
けれど
あの人だけには、15歳になったら”約束”を果たすようにとしつこく言われ続けてきた。
正直どうしてそこまでして僕を結婚させたがったのかは分からない。
でもあの人のことが大好きだったことは覚えている。
そばにいて安心できる人。
今わかることは15歳になった今”約束”が近づいていること、そして僕は16歳になる前に嫁がなければいけないと。
そういえばあの子はどうしてるだろうか。
僕が”逃がした”あの子は。
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もしゃどーる(プロフ) - あーーさん» あーーさんありがとうございます!!更新頑張ります。°(°´∀`°)°。 (2021年3月17日 19時) (レス) id: 105769ebda (このIDを非表示/違反報告)
あーー - この小説大好きです! (2021年3月17日 17時) (レス) id: d228b33f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もしゃどーる | 作成日時:2020年9月11日 12時