すれ違い 伊作side ページ47
最近Aと上手くいかない。
体育祭の日からなんだか避けられているような気がして閉じこもったAに声をかけることもできなかった。
そもそもAがここまで冷たくなることは1度もなかったはずだ。
なのになぜ急に変わってしまったのだろう。
数時間考えても答えは出なかった。
だが1つ、文次郎が自分達が、女だと知っていることをAに打ち明けたことだけをおいて。
それに対して僕は怒りがこみ上げてきた。
だがその時だけ留三郎も仙蔵も長次も小平太も5年生達も誰もが文次郎の行動を否定することはなかった。
留｢お前の気持ちも分かる、だがやはりあいつが女であることは事実だ、不服だが今回ばかりは文次郎が正しい｣
文次郎の胸ぐらを掴む僕の手にそっと手を置く留三郎。
伊｢…っ｣
僕は文次郎から手を離し、ごめんとだけ言った。
文｢伊作の気持ちも分かるし、この場にいる全員の気持ちも異なるかもしれない、今回は嘘偽りのない俺の意思でやった、だからお前達の意見も聞かず勝手に行動したことはすまなかった｣
文次郎が冷静に深く頭を下げた。
その姿を見て僕は何も言えなくなった。
それからあっという間に1ヶ月が経った時ある女性がやってきた。
くの一教室唯一の6年生霞桜花。
桜｢改めましてくの一教室6年の霞桜花と申します！今日から卒業までこの忍術学園の忍たま6年生として一緒に過ごさせていただきます！どうぞよろしく！！｣
小｢よろしくな！！」
仙｢残り少ないがよろしく｣
長｢もそもそ｣
留｢よろしくな！でもなんでまた忍たまに？｣
文｢よろしく頼む｣
伊｢桜花さんよろしくね｣
桜｢桜花でいいですよ！その…教室は違えど同期とお話するのが楽しくてつい学園長先生にお願いして忍たまに転入させてもらったんです！｣
仙｢やることが早いな｣
伊｢桜花さn…桜花あのね6年生はもう一人いるんだAって言うんだけど…｣
桜｢存じております！確か私と同い年の女の子ですよね？その方に会えるのを楽しみにしておりました！！それでその方は？」
伊｢情報通なことで…」(^_^;)
伊｢ちょっとまってて本人に声かけてみるから｣
そういったもののなんて声をかけていいんだろう。
Aの部屋の前にたどり着くと数分固まってしまった。
そして意を決して声をかけた。
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もしゃどーる(プロフ) - つくもがみさん» コメントありがとうございます！！楽しんでもらえて良かったです！！更新頑張りますね^^* (2020年9月7日 2時) (
レス) id: 105769ebda (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - あぁ、すっごい好きです。これからどうなるのか楽しみ。更新、無理せず頑張ってください。 (2020年9月6日 15時) (レス) id: 5dd14ac0cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もしゃどーる | 作成日時：2020年6月9日 22時
