泣かないって決めたのに。。。【忍たま】

本当の気持ち 仙蔵side ページ29

5年生の決断はわかった。
　
　
もちろん自分も正々堂々と勝負したい。
　
　
好きな女性の為ならなんだってする。
　
　
だが5年生は知らない。
　
　
どうして彼女が性別を隠してまでここにいるのか。
　
　
もちろん私達と共に卒業したいがためだが。
　
　
もう一つある。
　
　
Aはきっと伊作のことが…。
　
　
いや、よそう。
　
　
そもそもAとの恋愛は禁じられている。
　
　
本人も自分が女であることに気づいたと思うが私たちが知っていることは知らない。
　
　
知られては行けない。
　
　
だから、結局諦めるしかないのだ。
　

あの時の留三郎の気持ちも分からない訳でもない。
　
　
だが欲を抑えきれず彼女を傷つけることが1番許せなかった。
　
　
正直私も限界が来てる。
　
　
彼女も私達と同じ六年生。
　
　
故に彼女の体も大人の女性に変化しつつある。
　
　
その姿を目の前に今後平常心を保ってられるか不安だ。


喜｢立花先輩〜！次は6年生と5年生の的当て競技ですよ〜｣


仙｢あぁ…今行く｣

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