86話 ページ7
『プロポーズは勘違いだったぁ?!』
ヒーなにそれ。すごく面白いじゃん。
「どうやら“泣くなや、また今度勝負したらええやんけ、けど今度会うたらもっと強めに取るさかい、腕磨いて待っとけや”のを"嫁にとったるさかい待っとけよ"と聞き間違えたらしくて。」
『その場にいたかった!そんな面白い話あるんだったらコナンくん電話してよー。もうあれから何週間経ったと思ってるのー?』
「えっとごめんなさい……?」
それにしてもそれに付き合わされたムガはどんな顔してたんだろ?
……想像できないな。
「……ねぇAさん。」
『どうかしたのコナンくん。』
「ねぇどうしてAさんはずっとサングラスをかけてるの?」
『…。』
そう来たか。
「コナンくん、ダメよそんなこと聞いちゃ。」
でもこの問い答えなくちゃこの先がめんどそうだな。
『……私ね、この瞳で虐められたことがあるのよ(嘘)だから隠してるの。あんまり人には見られたくないんだよ。』
嘘も方便……
「そう、なんだ。ごめんなさい。そんなこと聞いて。」
なんか心が痛むよ。
『私はこの瞳大好きだよ。でも他の人に見られるのは別なんだ。』
そう別。猫谷さんでもこの姿でも瞳は一緒。
『それに謝ることは無いよ。曇りなのにサングラスをかけるのはおかしいものね。』
私は笑って私はサングラスを外す。
別にこの人たちに見せて支障はないだろう。
おや?
2人を見ると2人はあっけに取られたような顔をして固まっていた。
『どうかしたの?』
「あっいえ、変とかそういうことは思ってなくて、ただその瞳に引き込まれるって言うかなんて言うか……とにかく素敵な瞳です!」
可愛いな蘭ちゃんはさ。
『ありがとう。』
私はサッとサングラスを掛ける。
「あ、そうだAさん時間ありますか?この近くにカフェがあるんですよ。お茶しません?」
今日は呼び出されなかったらもう今日は終わりだ。なら……
『お言葉に甘えていいかな?私も聞きたいこととかいっぱいあるもの。』
エンジェルと戯れるのもありー!
それにコナンくんについても把握したいしね。
🐾🐾🐾🐾
『ここは……?』
「?カフェですよ。」
「ここの料理はすっごい美味しんだよ。」
『そうなの。』
……案内された所はポアロだった。
報告書が間違ってなければ確かレイとヒロが潜入してるはず。
いやー今日シフトじゃないといいなぁ(白目)
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作者名:チョコミントティラミス | 作成日時:2023年8月16日 16時