緋色と猫谷さん【名探偵コナン】 (ページ33)

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112話ページ33

『安室さんに送られちゃうなんてラッキー(棒)とか言った方がいいですか？』

「何故です？」

…冗談のつもりなんだけどな。

『園子ちゃんが血涙流してたし。』

何故か安室さんは仲良くなったからもっと話がしたい(？！)とかで私を送ると言い出したのだ。

結構大胆なんだねレイ……。

それにしてもこの車に初めて乗ったのはゲージに入れられそうになった時だったな。

『ポアロ付近で泊めてもらって構いませんよ。』

「いえお送りしますよ。」

え？私のマンションバレたらバレたで面倒くさそう。

『いやいや遠いですから……(嘘)』

「ならば尚更送るべきですね。」

そう来るか色男。

どうするかなぁ……。

『送らないと気が済まない見たいですね。』

私はため息をついた。

「……ええ。」

『じゃあとりあえず警察庁付近までお願いします。そこからじゃないとナビ出来ないので。』

「そこに近い家なんですか？」

『ええ。何かあってもいい立地でしょ？』

「そ、そうですね……？」

私は少し目線が変わった窓を見つめた。

「それにしても今日の推理よかったですよ。」

『まぁいい所は毛利さんにぶんどられちゃいましたけどね。でも推理したの久しぶりでした。いつもは聞く側だったから。』

「そのご様子だと色んな事件に首を突っ込んでるみたいですね。」

『でもどの事件も起こった後なの。』

「……。」

そう起こったあと。

「1つきいてもいいですか？」

来たか。

『いいよ。』