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102話 ページ23

『警察も手出しができない……したくない連中……マフィアだよ。』

「今までそんな奴らと組織が接触したという情報は聞いたことありませんし、報告もありませんでした。……貴方自身で調べたんですか?」

少し睨むように、そして真実を見逃さないように黒田管理官は猫谷さんを見つめた。

『いいや。優秀な仲間だよ。体を張って調べたんだ。』

そのエメラルドの瞳の奥には深い、深い闇が広がっていた。

『それよりも、だ。レイはどうなってる?中枢部にはもぐれてるの?』

「幹部の中でも中心に近い位置にはいるそうです。」

猫谷さんは少し考え込むような仕草をした。

『そろそろ潮時だね。流石にこれ以上大きくなってもらっても困る……』

「……まさか貴方が動く気ですか?こんなこと言いたくありませんがその姿で動くことは国がどう思うか…」

『ウーン今まで国の為かと思って従ってたけどこれは譲る気ないな。流石に私は言いなりになったつもりないしさ。まぁ大丈夫、大丈夫。それに猫には猫のやり方があるんだよヒョウさん。』

そう猫谷さんはにんまり笑う。

「……協力できるものならします。」

『そうこなくちゃ。……あんまり気が進まなかったけどレイにちょっかいかけに行くしかないよね。』

「ちょっかい、ですか。」

『うん!ちょっかい!』

🐾🐾🐾🐾
Youside

ミステリートレインの一件で言い方はあれだがカードが揃っていることが分かった。

江戸川コナン、灰原哀、赤井秀一、降谷零

間違いなくこの4人は大事な鍵になる。

ならば私はちゃんと4人のそばにいなくちゃ行けないのかもしれない。

そうそれこそ猫谷さんとして。

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作者名:チョコミントティラミス | 作成日時:2023年8月16日 16時

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