100話 ページ21
「はい!コレで…THE END」
ベルモットは笑った。
「うそ…」
「安心して…ちゃんと仲間が連結を破壊した音が聞こえてから貨物車を爆破したから、この車両は脱線する事はないわ…」
「哀ちゃぁぁぁぁぁん!」
由希子は窓の外を覗いて叫ぶのだった。
🐾🐾🐾🐾
「シェーリーを殺した?確かなんだろうな?」
「えぇ…貨物車ごと吹っ飛ぶ所をバーボンが見ていたらしいから…でも残念だわ…名古屋で待っている貴方に会えなくて…」
「フン…だから爆弾か…車内で爆発事故が起きれば流石に列車を停めざる負えねぇからな」
「えぇ、粉々になるのはシェリーだけで十分でしょ?」
そう2人が連絡をとっていた時だった。
「でも、驚きました!まさか灰原さんが
7号車のB室に居たなんて…」
「!?」
ベルモットはちらりとその声がする方を見た。
「死んだおっさんの部屋だから空いていたらしいけどよ…」
「トイレの帰りに風邪で目眩がして休んでたってさ!」
「しーっ!疲れてるようじゃから…」
そう喋る2人を博士が止めた。
「(そうか…シェリーが逃げ込むならあの部屋しかないと待ち構えて、有希子が彼女を保護したのね。
じゃあ、あの時の坊やの電話は有希子と私の会話を盗聴していた坊やが、私をあの部屋に足止めさせる為のFake…でも、待って…だったら誰なの?
バーボンの目の前で爆死した彼女って…)」
その彼女とは……
「ガッカリよ!これでキッド様が来れなくなっちゃったし…」
「この列車、現場検証で当分使えないしね」
『園子ちゃんがそんなに言うキッド私も見たかったなぁ。』
「(ま、まさか…)」
そうそのまさかだ。
🐾🐾🐾🐾
「悪い悪い、何か超ヤバかったらしいな!」
「聞いてねぇぞ!拳銃に爆弾に何なんだ!?あの危ない奴らはよ!!万が一の時の為にハングライダーを貨物車に
隠していなかったら、今頃あの姉ちゃんと黒焦げだぞ?」
「オメーの事だからそんぐらい用意してると思ってよ、まぁ、これで貸し借りはチャラって事で」
「当たり前ぇだ!」
「あ、俺が渡したその携帯、ちゃんと探偵事務所に送ってくれよな!」
ピッとコナンは強引に切った。
切られた側は……
「(あのクソガキ…)なーにがチャラだ…コイツは貸しにしとくぜ…名探偵」
そう言って空の彼方に消えていくのだった。
作者です。記念すべき100話となりました!今回またしても夢主は蚊帳の外でした。次回からはもっと安室透こと降谷零に近づけたいです🫠
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作者名:チョコミントティラミス | 作成日時:2023年8月16日 16時