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97話 ページ18

『勘違いしないで。少し会ったら喋る仲よ。』

「十分仲良いじゃない。」

そう?それにしてもこの列車で3人が集結するとは思いもしなかった。

ちょっとインターポールに用があった時に2人に会ったんだよね。その時のキャラクターがヒモだったからクリスにはまだ私がヒモ猫だと思われてるに違いない。

『なんかゴメンね。まさかユキの息子が組織と関わっちゃうとは思わなかったなぁ。それより聞いてよクリスまだ私をクズなヒモ女だと思ってるんだけど!!』

「あらそれは可哀想。でもどうして?」

『いや私のせいなんですけど……』

「…色んなこと話したいのは山々なんだけど、1つ頼まれてくれない?」

『?』

🐾🐾🐾🐾

猫の姿になって私は車内いる。

多分この車内ペット禁止だよ。

いや私は断じてペットじゃないんだけど…っ!

「哀ちゃん。この子といてくれるかしら?」

「え、う、うん。」

戸惑ってるじゃん!!それにしてもこうする理由はいるのだろうか?

いや人だとこの子が警戒してしまうからだろうか?

「……!猫谷さんではないですか。」

え?こいつ誰だ…?

ヒロは今別任務についてるらしいし、レイに限っちゃ哀ちゃんに警戒されてるからここにいるわけが無い。

クリスも任務があるだろうしターゲットは多分この子だろう。それにユキはここにいるし。

なら残ってる私の存在をちゃんと知ってる存在は…

まさかライ!?

まさかこんな近くにいるとは。

『ンナァッ"』

ライとはいえあんまりその名は言っちゃダメだよ。

たぶんこの子()はレイと今後多分関わるだろう。

「……失礼。間違えたようですね。」

察してくれて助かった。

私は丸まって哀ちゃんの上で寝転ぶ。

なんでこんなこと……。

また少し時はさかのぼる。

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作者名:チョコミントティラミス | 作成日時:2023年8月16日 16時

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