緋色と猫谷さん【名探偵コナン】 (ページ16)

今日:33 hit、昨日:11 hit、合計:12,796 hit

95話ページ16

コツコツ……

少しヒールが入ってるおかげかそんな足音がなる。

「……キティ、笑えない冗談ね。」

『あらクリス。いつの間に火傷なんて負ったの？』

「……エンジェルに手を出せば貴方だろうと殺すわよ。」

殺す、ね。

『やってみなよ。クリス。』

本当に死ぬ事なんて私はできそうにない。

少しの間私とベルモットは睨み合っていた。

「……興味本位でエンジェルに近づくことは許さないわよ。」

『私人殺すなんてナンセンスなことしないよ。それにクリスの気持ち分かるよ。あの子はすごく眩しいから。』

「……貴方に本当にわかるのかしらね。それと私たちの邪魔しないでよ。」

えー？

『それはコナンくんの出方次第だ。彼が助けを求めたら断るつもりなんてないよ。』

「……食えないキティ。」

それはお互い様でしょ。

『それにしても久しぶりにバーボンを見たよ。元気にやってる？』

「あら珍しいこと気にするのね。」

『それが筋ってもんじゃなーい？』

「……貴方が言うと矛盾する気がするわ。」

ベルモットの中で私どんな極悪人なの？？？

『まぁいいや。またねクリス。』

「またはないことを祈るわ。」

つれないなぁベルモット。

そうして私とベルモットは別れるのだった。

その後私は部屋に連れ込まれてしまった。