94話 ページ15
「ねぇ蘭、誰よこのイケメン」
園子ちゃんは隠す様子もなく、レイに頬を染めている。
まぁ無理もない。顔だけはいいからね顔だけは。
「前に話した、お父さんの弟子になりたいっていう探偵さん」
「へぇ!この人が…。どうも!鈴木園子でぇすっ!」
「よろしく…」
「それより、車内で事故があったそうですけど…。何か聞いてます?」
まぁ殺人起こるとは思わないよね。
「それが、殺人事件みたいで、今世良さんとコナンくんが現場に残ってるんですけど」
あれ?誰かが覗いてる。
あれは誰だろう?後でコナンくんに聞いてみよ。
その部屋にいるのはたぶん2人?かな。
「ほぉ…それなら毛利先生にお任せした方がよさそうかな?」
『そうかもねー』
とりあえず私はこっそり事の動きを見るか。
目的が分からない以上下手に動いちゃダメだ。
コナンくんも蘭ちゃんが巻き込まれるのは嫌だろうし。
『安室さんも部屋に行ったらどうです?』
ごめんよちょっと意地悪したね。
「……僕はそうします。貴方もアナウンス通り部屋にいたらどうです?」
目が笑っていない。
『ソウデスネ』
まぁこれ以上深入りはしない方がいいだろう。私と話したがってる人いるしな。
『ちょっとトイレいってくるね。』
部屋に戻る気はさらさらない私だった。
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作者名:チョコミントティラミス | 作成日時:2023年8月16日 16時