90話 ページ11
私は集合場所である東京駅のホームにつく。
『ありゃ早めに来たかと思ったけど私が最後みたいだね。』
「蘭、あの人がAさん?」
「そうよ。この人は在原Aさん。」
『よろしくね。えっと』
「鈴木園子よ。よろしくAさん。」
『うんよろしく園子ちゃん。』
流石にサングラスかけてると怪しまれるらしいのでサングラスをズラしニコりと笑いかける。
「ちょっと蘭!すっごい美人じゃないの!!」
「だから言ったでしょ!」
まぁ私が美人なのはしょうがない(?!)
『皆覚えてるかな?在原Aって言うんだけど。』
私は姿勢を低くして子供達に声をかけた。
「覚えてるよ!」
『ごめんだけどみんなの名前教えてくれないかな?この前は聞きそびれちゃってさ。』
「わたしは歩美で、こっちは元太くんと光彦くん!」
『改めてよろしくね皆。』
私はかがんで手を差し伸べると3人が掴んでくれる。
やっぱり小さい子達って可愛いな。
あれ?
『貴方は本当に初めましてだね。お名前は?』
この子はどこかに既視感あるけど。
雰囲気がまるで……
そうだ黒衣の騎士の時のコナンくんだ。
「灰原哀。」
『そっか。哀ちゃんっていうのか。』
……まさかこの子も組織関連の子じゃないだろうね?(アタリ)
『体は大丈夫?マスクしてるけど。』
「大丈夫。」
そっか良かった良かった。
『ミステリートレイン楽しみにきたんだよね私。』
「Aさんもこの前コナンくんたちと行動してたから推理好きだと思ってたんですよ。」
『バレちゃったか。推理が好き、というより推理小説の方が好きかな。誰かの推理を聞くのが好きなんだ。』
「へぇ、そうなんですか。」
「Aさんの席はピッカピカの一等車ですよ。早く行きましょ!」
『もちろーん。さ、蘭ちゃん行こうか。』
「はい。」
私たちは列車に飛び乗るのだった。
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作者名:チョコミントティラミス | 作成日時:2023年8月16日 16時