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＊ 主side ＊
選手の挨拶が終わったあと予めサインを書いておいたボールを観客席に向けて投げ、
僕たちの出番は終了となった。
「ん、戻りますか」
裏に戻る際トイレに寄ってから戻ると声をかけたため、今は一人で通路を歩いている。
この距離なら迷いそうにないな、よかった。
自チームの球場で迷ってたら他チームの球場とかなおさらやばい。
ってこれは重大案件では？
そんな巫山戯たことを考えていると前にジャイアンツのユニホームを着ている人を見つけた。
後ろ姿だが背番号はどう見たって、６。キャプテンの坂本勇人さんだ。
近づいて挨拶すると、
「おお、これからよろしくな」
にっこり笑顔でそう言われた。...眩しい。
しかしそんな彼もやっぱり現役の選手なので体が大きいし、筋肉も間近で見るとすごく付いている。
僕も大学生活を送っていたがそれなりにウェイトをやっていたつもりだった、がまだまだ足りないようだ。
少しシュンとしていると坂本さんに、
「...自分身長どのくらいあるん？ 俺より高いやろ？」
豪速球投げる言う割には案外細いけど、肩とか負担にならんの。
と独特のイントネーションで尋ねられた。
「身長は188cmくらいだと思います！ 今のところ大きい負担はないんですけど、
今、坂本さん見てもっと筋肉付けないとなって思いました。」
おいそれどういうことや、太ってるって言いたいのか、と僕が緊張しているのがわかったのか冗談を交えて言葉を返してくれた。(多分)
「そ、そういう意味では...」
「はははっ、嘘嘘。
にしても肌白いな、これからキャンプでどれくらい焼けるか楽しみやな。」
そう言って顔を覗き込まれる。っち、近い。
身長は僕の方が少し高いけど、目の前に顔があってまじまじと見られるのは恥ずかしい。
僕自身でも段々と顔が熱くなるのがわかる。
「！ ...すぐ顔赤くなるんやな。可愛い。」
「え？」
可愛い顔やな。でもそろそろ時間や。と二回も問題発言してるのに僕の元からさっさと去って行った。
(...あかん、初っ端手出そうとしてしまった。)
(どういうこと？ って時間！！)
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さや - 柊樺さん» 楽しみにしてますが､あまり無理をしないで下さいね♪ (2019年3月14日 15時) (
レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» やっぱり甲子園は何かありますよね！ 小話かなにかで主人公の高校時代の話を書けたらなんて思ってます！ (2019年3月12日 17時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - 柊樺さん» やっぱり､あの試合でしたか！ 甲子園の魔物を実感した試合でした｡「勝って涙の中京大中京､負けて笑顔の日本文理」名言だと思いました｡日本文理の投手は忘れましたが､中京大中京のｴｰｽは堂林さん｡優勝決定時は外野手してましたが､彼はｴｰｽでした｡ (2019年3月12日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！ その試合を参考に話作ってみました、さすがです！笑 リクエストなどあれば気軽に送ってください！ (2019年3月11日 22時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - おはようございます｡たまたま読んで､ﾊﾏってしまいました(笑) 主人公の高校時代の一戦は､日本文理VS中京大中京の決勝を思い浮かべながら読んでしまいました(時期は少し違いますけどね)｡ (2019年3月11日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊樺 | 作成日時：2019年2月22日 13時
