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＊ 主side ＊
「A、ありがと。」
さっきまで悩んでいた顔はもう無くて、いつも試合で打席に入った時と同じくらい落ち着いている。
これは次の試合で大暴れしそう...今日で連戦終わって良かった。絶対に打たれる自信ある。
「...にしても後輩に慰められるとは。」
「えぇ、そんなに気にしますか？」
「ちょっと恥ずかしいやん、今日喋ったばかりやのに。」
「...意外と乙女思考ですね。」
そう言えば頬をガシッと掴まれて、先輩だぞと笑って言ってきた。ごめんなさい、謝るんで手離してください。
思いの外痛いなぁとヒリヒリする頬を擦りながら向こうの方を見れば、勇人さんがこっちに戻ってくるのが見えた。
哲人さんも元に戻ったから、そろそろ出発かななんて思って立とうとすれば腕を引かれて制止される。
結構勢いよく立とうとしてたから反動が大きくてお尻痛い。...かなり雑な人だこの人。
「.........っ、」
いつの間にか哲人さんは僕の前に立っており、僕のことを見下ろしている。
辺りに灯りが少ないためなのか、心做しか目に光が無いように見えて少し恐怖を感じた。
「...A、それ試合のときつけとった？」
「、えと、その、試合後に智之さんから戴きました。」
暫くの間見つめ合っていると哲人さんが智之さんから貰ったネックレスをいじりながらそう聞いてきた。
貰ったことを伝えれば、へぇと相槌を打って僕の首にかかるネックレスに力を入れて引っ張ってきた。
「痛っ。て、哲人さん！」
「ん？ あぁ、ごめん、痛かったか。」
「...大丈夫ですか？ なんか感じ違いますけど。」
表情を読み取ることができないくらい無表情の彼は、今日初めて会って話したときの雰囲気と今の雰囲気が全く違くて更に恐怖感が増した。
全然違う人と話してるみたいに。
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((菅野さんからか...なんかなぁ。))
(？)
((...ほんまに気づかない子なんやな。))
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さや - 柊樺さん» 楽しみにしてますが､あまり無理をしないで下さいね♪ (2019年3月14日 15時) (
レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» やっぱり甲子園は何かありますよね！ 小話かなにかで主人公の高校時代の話を書けたらなんて思ってます！ (2019年3月12日 17時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - 柊樺さん» やっぱり､あの試合でしたか！ 甲子園の魔物を実感した試合でした｡「勝って涙の中京大中京､負けて笑顔の日本文理」名言だと思いました｡日本文理の投手は忘れましたが､中京大中京のｴｰｽは堂林さん｡優勝決定時は外野手してましたが､彼はｴｰｽでした｡ (2019年3月12日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！ その試合を参考に話作ってみました、さすがです！笑 リクエストなどあれば気軽に送ってください！ (2019年3月11日 22時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - おはようございます｡たまたま読んで､ﾊﾏってしまいました(笑) 主人公の高校時代の一戦は､日本文理VS中京大中京の決勝を思い浮かべながら読んでしまいました(時期は少し違いますけどね)｡ (2019年3月11日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊樺 | 作成日時：2019年2月22日 13時
