# 13 ページ14
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＊ 主side ＊
「........ 」
「.......？」
腕を回されたまま、ある程度近い距離で見つめ合う僕たち。この時間はなに？
外で見ている２人も怪訝な顔で僕たちを見る。
いや、助けてくれてもいいんですよ？
呑気に考えていると更に引っ張られ、急だったので体制を崩して小林さんの方へ突っ込んでしまった。
「うっ！ って、え？」
何か耳もとで言われた気がしたけど、鼻を強打したせいで痛くて聞こえなかった。
「おい誠司！！」
「ごめんやん、そんな怒んなや〜。」
そんなデジャヴなやりとりが頭の上で聞こえる。あー、鼻痛い。
打つけた鼻を摩りながら小林さんから離れようとするとフワッといい香りがした。
「...っ、なに？」
「...小林さんいい匂いしますね。香水でも使ってるんですか？」
小林さんの首近くに顔を寄せて匂いを嗅ぐ。なんの香りだろ、すごく癒される。
すんすんと嗅いでいると頭をチョップされた。
「...なにしてんの。」
「もー、変な行動とらないでよ、A。」
チョップしたのは菅野さん。横には回復した皓太。
そして僕の横には顔を真っ赤にした小林さん。
「うわっ！すみません！ 完全に無意識でした！」
すみません、すみません、と何度も謝る僕に対してこちらを見ずに、もうええって、という小林さん。
「誠司耳真っ赤じゃん。自分で仕掛けてそれかよ。」
「...ほんまうっさいわ〜。」
もう先行くわ、そう言ってこの場から去って行った小林さん。怒ったのかな。
「...あー気にしなくていいよ、拗ねてるだけだから。」
「あ、はい。」
「ははっ、本当に気にしなくて平気だって！
それより今日の練習楽しみにしてるよ。」
「！ はいっ！」
やっぱり憧れの投手にそう言われれば嬉しいのは当たり前で大きな声で返事をした。
(流石にヒヤヒヤしたよ？)
(いや、張本人の僕もだから！)
((...わかってないよな。))
(...誠司嬉しかった？)
(何回弄るつもりなん。)
(...じゃあ勇人さんに言って終わりにするよ。)
(！！！)
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さや - 柊樺さん» 楽しみにしてますが､あまり無理をしないで下さいね♪ (2019年3月14日 15時) (
レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» やっぱり甲子園は何かありますよね！ 小話かなにかで主人公の高校時代の話を書けたらなんて思ってます！ (2019年3月12日 17時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - 柊樺さん» やっぱり､あの試合でしたか！ 甲子園の魔物を実感した試合でした｡「勝って涙の中京大中京､負けて笑顔の日本文理」名言だと思いました｡日本文理の投手は忘れましたが､中京大中京のｴｰｽは堂林さん｡優勝決定時は外野手してましたが､彼はｴｰｽでした｡ (2019年3月12日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！ その試合を参考に話作ってみました、さすがです！笑 リクエストなどあれば気軽に送ってください！ (2019年3月11日 22時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - おはようございます｡たまたま読んで､ﾊﾏってしまいました(笑) 主人公の高校時代の一戦は､日本文理VS中京大中京の決勝を思い浮かべながら読んでしまいました(時期は少し違いますけどね)｡ (2019年3月11日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊樺 | 作成日時：2019年2月22日 13時
