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＊ 主side ＊
「(...次はストレート高めか。)」
捕手である誠司さんからのサインはストレートで、真ん中より少し高めに。
那覇キャンプで相手に対して威圧感のある投げ方を意識しろ、そう教えてもらい、
腕を大きく振るようにしようと自ら答えを出してみた。
「！ ...っく！」
僕の投げた球は誠司さんのミットにビシッと収まり、見事三振をとった。
因みに今日はヤフオクドームで福岡ソフトバンクホークスとのオープン戦３回戦、
僕は二番手の投手としてマウンドに立っている。
先発はトシだったけど相手の主砲である柳田さんに２ランを浴びて僕と交代した。
新人続きで向こうも簡単に点が取れると考えているだろうけど、僕は点をあげるつもりはない。
《...！ 巨人側投手、水瀬は乱れのない投球ですね。
ランナーを背負ってない分伸び伸び自分の野球ができている様に見えます。》
《...彼はリリーフとして出場していますが、先発としての素質は大いにありそうですね。》
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「...A、落ち着いてな？」
「せやで、まぁでも、ショート側に打たれたらゲッツー取ったるからな。」
１アウト一、二塁。点をあげるつもりは無いと言っておきながら福田さんと本多さん、２人連続でヒットを打たれてしまった。
僕の左後ろと真後ろにはランナーがいて正面には初回に本塁打を打った柳田さん。
心配してくれたのか誠司さんは審判にタイムを貰って駆け寄って来てくれた。その他の方達も。
どう考えても危機的状況なのは理解しているのに全然怖くない、逆にワクワクしている。
「？ もしかしてだけど緊張してない？」
「おまっ、もう精神面強化したんか？」
「...なんや平気そうやんな。」
「...勇人さんも誠司さんも僕の事からかってます？
まぁ片岡さんの言う通り緊張してないです、逆に抑える気しかしません。」
もー名前で呼んでくれていいのにー、と言ってる片岡さん。むしろ貴方が緊張感持ってください。
「ほら、散って！！」
「はいはい、片岡さん戻りますよ〜。」
「Aー！」
「...Aさん、頑張ってください。」
「！ うん、ここで抑えてみせるよ。」
解散直後に流石っすと声を掛けて戻っていく岡本くん。
プロ入りは彼の方が早いから応援されるとやる気が出る。(先輩方も見習って欲しい。)
(声掛けできた。)
(...よしっ！)
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さや - 柊樺さん» 楽しみにしてますが､あまり無理をしないで下さいね♪ (2019年3月14日 15時) (
レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» やっぱり甲子園は何かありますよね！ 小話かなにかで主人公の高校時代の話を書けたらなんて思ってます！ (2019年3月12日 17時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - 柊樺さん» やっぱり､あの試合でしたか！ 甲子園の魔物を実感した試合でした｡「勝って涙の中京大中京､負けて笑顔の日本文理」名言だと思いました｡日本文理の投手は忘れましたが､中京大中京のｴｰｽは堂林さん｡優勝決定時は外野手してましたが､彼はｴｰｽでした｡ (2019年3月12日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
柊樺(プロフ) - さやさん» コメントありがとうございます！ その試合を参考に話作ってみました、さすがです！笑 リクエストなどあれば気軽に送ってください！ (2019年3月11日 22時) (レス) id: e54ee28eca (このIDを非表示/違反報告)
さや - おはようございます｡たまたま読んで､ﾊﾏってしまいました(笑) 主人公の高校時代の一戦は､日本文理VS中京大中京の決勝を思い浮かべながら読んでしまいました(時期は少し違いますけどね)｡ (2019年3月11日 7時) (レス) id: e1494134c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊樺 | 作成日時：2019年2月22日 13時
