アイリスの姫君《d!》 (ページ4)

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2話ページ4

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クーンと声が聞こえて、横に目をやると相棒のリューが側にいた。

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《リュー》
ウィリーの飼っている白狐。とても賢く、命令されたことは難なくこなす。
主人にとても懐いているため危害を加えようとする輩は噛みつく。
相棒。
性別不詳。
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『あぁごめんなさい、また心配をお掛けしてしまいました。大丈夫ですので安心して下さい』

「きゅっ！」

ほぇ～、癒しです…。リューは本当にもふもふしてます…。

『んふふ、癒し充電できましたし、ごはんにしましょうか！』

今日も兄様を探しに行くのですが。
この国は凄く広くて、国民も多くいらっしゃるので探すのがかなりしんどいのです。

いや、広すぎですほんとにうん。

＿＿見つかるのでしょうか…。

『ダメダメ！！弱気になってどうするのです！さぁ意気込んで今日も探しますよ！！』

ガバッとベッドから起き上がり降り…ようとしました。

何故ようとした、なのかって？

昨日直し忘れて置いたままになっていたマントが足に引っ掛かりそのままスッテンコロリン。なんともまぁダサいことをしました。

『ふぎゃっ！？』

え、痛い…。うう、昨日ちゃんとハンガーにかけておけば良かったです…。

ヒリヒリとする額を押さえながら食事の準備にとりかかるのであった。