10話 ページ12
受験受かりました!!
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不意に声が後ろから聞こえ、バッと思いきり後ろを向くと、そこにはまた懐かしい人影が。
私の目の前に来ると、騎士のように跪いた。
「久々やなぁ、お嬢!!」
『コネ兄様!!お久し振りです!!!』
昔と変わらぬ彼の声や姿につい嬉しくなり、立ち上がって抱きついた。
「おっきくなったなぁ!!」
『勿論です、何年経ったと思ってるんですか!』
アーハッハッハッハと愉快な笑い声をあげながらギューっと返してくれるコネお兄様。
力強い男の人の手になっているのを感じながら、温かさに浸る。
『…ハッ!忘れるところでした!!先程の返答だとお兄様、此処にいるんですね!!!』
慌てて問い正すと、二人はくくく、と笑った。
「く、ふふ。実際忘れていただろう。あぁ、いるとも」
「今は外交に付き添っておらへんけど、明日の夕方には帰ってくるで」
確信たるその言葉を聞いた私は、満面の笑みを溢した。
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「(犬みたいに目ぇキラキラさせとったなぁw)」
「(まあ当たり前だろうな。何年も音沙汰がなかったんだ。あいつを仲間に引き込んだ俺のせいでもある。最高のおもてなしを用意しよう)」
「(おう、せやな)」
「(…一人だけまったく話わからんのやけど!?!?)」
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紺碧(プロフ) - 唐揚げさん» ありがとうございます! (2021年2月13日 13時) (レス) id: 6fa5355f51 (このIDを非表示/違反報告)
唐揚げ(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます。更新頑張ってください。 (2021年1月19日 18時) (レス) id: 6975836a4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紺碧 | 作成日時:2020年11月8日 13時