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第一の契約
それは私が意図的に結んだモノではなかった。
私はある日 死の瀬戸際に立たされていた。そこで助けてくれたのが悪魔だった。
どうやら私は路地裏で誰かに胸の辺りを貫かれてたらしい。その時に出た私の血が媒介となり悪魔が召喚された。
悪魔は私の願いが生きることと判断し生き返らせてくれた。
その後、目を覚ました私に悪魔は何故生き返りたかったのかを問いた。
私は大切な人にもう一度会うためと答えた。
それを聞いた悪魔が私の代償を決めた。
それは大切な人との記憶だった。
悪魔は有無を言わさず私の記憶を取って行ってしまった。
大切な人に会うために生き返ったというのにその大切な人を忘れてしまっては本末転倒だ。
契約を終え帰ろうとする悪魔を私は呼び止めた。
まだ叶えたい願いがあったからだ。
それは小さい頃からの願い。
大切なモノを失って空いてしまった心を補うために願った。
人の命を救う力が欲しいと
悪魔はそれを了承し私に回復能力を与えた。
今思えばこの悪魔は実に意地が悪い。
大切な人に会うために会う機会を与えながらその大切な人を忘れさせ、命を救いたいと願えば命を救い命の長さを奪う力を与える。
こうして慈悲の魔女 Aは誕生した。
悪魔と契約した後、私は孤児院を離れ各地を回りながら様々な人の傷を癒した。寿命を減らしてしまう力はなるべく使わずに。
今は自分の部屋を手に入れたが、きっとすぐに手放すと思う。
そして各地を回り私はあることを期待している。
，
私を殺した者に会い真実を知ること
，
，
私が忘れてしまった者と会い
記憶を失くす前の私がその人物に抱いていたであろう気持ちを伝えること
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Yumina(プロフ) - 花音さん» ありがとうございます！励みになります！ (2018年7月25日 17時) (
レス) id: 9a4d4bdad1 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2018年7月25日 11時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yumina | 作成日時：2018年7月19日 22時
