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アンセルモと名乗った男はこちらに向けていた足を止めた。
「あれ、見たことある顔だと思ったらヘビじゃん。」
「ふむ、私も君の顔には見覚えがあるな。」
どうやら二人は知り合いのようだ。
トードとスラッグは誰だこいつ？というような顔をしていたのでたぶんマフィア時代の顔見知りだろう。
「ま、ちょっと面倒だけど、大丈夫っしょッ！」
そう言うとアンセルモは私たちに向けてナイフを飛ばしてきた。
私は治療途中の仲間を横に抱いて躱す。折角治療した奴をまた傷つけられたらたまったものじゃない。
(全員運ばないといけませんね。)
敵はほっといてもいいだろう。
私が運んでる間、三人はアンセルモと戦っていた。
(三対一で互角とは中々強いんですね。)
たぶん前の戦いで三人が消耗しているのも原因だろう。それでもあの三人は強い。つまり相手もそれなりに強いということだ。
戦いが行われてる間、私は運び続ける。まだ運ばれていない方は戦場の中にいるわけでやはり傷ついてしまう。
私はやっと運び終わり治療に移った。もう包帯の予備が少なくなったので能力を使ってほとんどを治した。
まだ倒れていない仲間に患者を預け、私は三人の元へ行きこっそり合図を送った。
三人がやってくれてたのは私が仲間を運ぶ時間稼ぎで決して倒す必要はない。
トードは多少ゴネるだろうが、そこはスラッグに任せよう。
私たちはバラバラに逃げ始めた。相手を混乱させるためと逃げる確率を増やすためだ。
相手は直前まで戦っていたパイソンを追いかけていった。
続く (更新停止中)
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Yumina(プロフ) - 花音さん» ありがとうございます！励みになります！ (2018年7月25日 17時) (
レス) id: 9a4d4bdad1 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2018年7月25日 11時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yumina | 作成日時：2018年7月19日 22時
