【wrwrd】騎士と愛【zm】 (ページ35)

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忠誠.35 ページ35

斬る

薙ぐ

避ける

受け止める

受け流す

払う

捩じ伏せる

何度も何度も繰り返して一瞬のような長いような時間互いの刃を向け続ける

必要最低限の動作で刃を避けその勢いのまま斬り掛かる

甲高い金属音が訓練場に鳴り響く

｢っ!これでっ!!｣

一瞬の隙をついて一人を転ばせもう1人の剣を巻き上げるような動作で奪い

そうして自身の刃を彼らの首元へ突きつけた

｢そこまで!!｣

終わりの声がかけられ弾む息を整えながら得物を仕舞った

｢っは､疲れ…たぁ｣

｢やばいなぁAさん｣

｢まじで即戦力やんか｣

地面に座り込むことさえしなかったが脱力した

｢大分疲れとんなぁ?｣

｢打ち合い中は…夢中になってたので…

やっぱり少し…体力落ちてますね…

ちょっと水頂けますか？｣

｢はいよ｣

｢ありがとうございます｣

手渡された水をゆっくり飲む

動いて火照った身体に水の冷たさが沁み渡った

｢1回だけで体力かなり消耗しとるみたいやな｣

｢まあ2人相手して一本取ってるんやからしゃあないんちゃう？｣

｢ゾムと互角に戦ってたっていうのがよく分かったわ｣

｢次は俺ともやって欲しい…って言いたい所やけどこれ以上無理させるとペ神に怒られそうなんよなぁ…｣

思わず苦笑が零れた

｢流石にこの後ゾムさんとやれって言われたらキツイですね

兵士達との訓練なら恐らく大丈夫でしょうけど今日はこれ以上幹部の方々とはやりたくないです｣

｢やろうなぁ…

じゃあ明日一番にやって貰ってええ？｣

｢いいですよ

私も動かないと体力戻りませんし
暫く動いてなかったので少しくらい負荷かけないといけませんね｣

｢それじゃあ絶対やで!｣

｢はい勿論です｣

｢っと､そろそろ兵士達にもやらせよか｣

｢せやな

少しは技術盗めたか
それじゃあペア作って打ち合い始めよか

勿論俺達に挑んできても構わへんけどな!!｣

沢山の声の後訓練場全体に金属音が鳴り響き始めた

.｡.:✽・ﾟ＋.｡.:

戦闘描写難しい…

昨日のヒット数どうしたんです!?
嬉しいですけどかなり驚きました

そして全然進まない本編…頑張ります

それではまたお会いしましょう