【wrwrd】騎士と愛【zm】 (ページ4)

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忠誠.4 ページ4

｢ガルルルルッ!!｣

唸り声で目を覚ました

｢何があっ─!｣

目の前に居たのは戦場で戦ったあの男だった

｢チッ!!｣

なんでここに…よく見てみると流れた血が点々と続いていたようだ
本当に注意力が散漫すぎる

｢お前さっきの奴だな
悪いが着いてきてもらうで｣

木に背をつけゆっくりと立つ
ああくそ血を流しすぎた
ぐらぐらと揺れる視界に苛立ちを募らせる

守るように目の前に狼が立った

｢おい!｣

ひく気はないようで姿勢を低くし威嚇し続けていた

｢お前のあの怪我直ぐ治療しなきゃあかんやろ
現に今立ってるいるのもしんどいはずや｣

｢敵に心配される筋合いないよな

それにたかが雇われの傭兵に何の用だ｣

会話を続ける
確かに結構しんどい
けど気を抜くわけにはいかない
此処で死ぬわけにはいかない

｢弱ってるやついじめる趣味はないんよ
うちのトップがお前に会いたがってなぁ

無理にでも来てもらうで｣

その言葉の直後チクリと首筋に小さな痛みが走る

｢な…に…を｣

撃たれた方向に銃を撃ち目の前の男に剣を向ける

｢おいおい嘘やろ

これ効かんやつ居るんか!!｣

どこか嬉しそうな声音で笑みを浮かべた男を見た

これは…まずいな

こういったものに抵抗があるはずの自分の視界が揺れる

恐ろしいほどの睡魔が自身を襲った

｢あ…あ…ほんと…最悪だ｣

抗うことが出来ないほどの睡魔に負け目の前が暗くなる

最後に見たのは楽そうに唯一見える口元を歪めた男と慌てたようにこちらへ体を寄せる狼の姿だった

✽+†+✽―

昨日の更新後早速ガバりました…
非公開にするのを忘れるという…

最近の書き方はある程度下書きをして後で細かい修正を行っているので…

見た方はどうか見ないふりをお願いします

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