忠誠.12 ページ12
｢A!!｣
｢レオン!!｣
｢よくぞご無事で
怪我は…｣
｢手当てしてもらっているから問題ない
私がいない間皆を守ってくれて助かった
ありがとう｣
｢いえ、あの…｣
｢これから大切な話がある
爺様達を呼んでくれ｣
｢…分かりました｣
踵を返し奥へと行くレオンを見送る
｢A姉様!!｣
｢キリルにレナ元気だったか？｣
しゃがみ目線を合わせる
｢元気です!!｣
｢レナも外に出てるってことは体調はいいんだろうけど無理はしないこと
いい？｣
｢はい｣
｢A姉様今度稽古をつけてください｣
｢キリルは稽古をやりたがるわね｣
｢早く1人前になって僕も姉様のように皆を守りたいのです!!｣
｢いい心がけよ ありがとう
それじゃあ今度時間を作るわ
私達はこれから大切なお話があるからお部屋で待っててね｣
くしゃりと優しく頭を撫でる
｢分かりました
行こうレナ｣
｢うん｣
子供達を見送り立ち上がった瞬間くらりと目眩がした
｢っ｣
｢危なっ｣
倒れかかるもゾム様が抱えてくれた
｢っ､すみませんゾム様
お手を煩わせてしまって｣
｢構わへん
それより集まるんやろ何処行けばいい
連れてったるわ｣
｢ですが…｣
｢怪我人は人の言うこと聞きや｣
｢ありがとうございます
彼処の小さな小屋です｣
｢おん
後前から思ってたんやけどその様付けやめよーや｣
｢ですが…｣
｢俺はそんな大層なもんでもない
せやから様付けは無し 敬語もや｣
｢様付けは直しますが敬語は…
徐々に直させて下さい｣
｢今はそれでいいか
さて着いたぞ｣
｢ありがとうございます｣
数人が待つ小屋の中へと足を踏み入れた
✽+†+✽―
更新遅くなってすみません
WiFiないので通信量を気にしながら生活してるもので…
明日明後日テストあるので更新遅れるかもしれないです
お気に入り登録ありがとうございます
ユーザーランキングにも入ってびっくりしてました
今後ともよろしくお願いします
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作者名：六花 | 作成日時：2018年3月22日 23時
