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なんて返せばいいか分からなくて黙っていると、しばらくしたら規則正しい呼吸が聞こえてきた。
「え、佑亮くん、?」
何も返事をしない佑亮くん。
「あの、寝ました?」
聞こえるのは呼吸のみ。
寝ましたねこれ。
そーっと佑亮くんの腕を剥がそうとすると、
佑「ねーなんで行くのー」
とタイミングよく起きる佑亮くん。
「だって、食器洗わなきゃ」
佑「一緒に寝る」
「やだ」
佑「寝る!」
「ええー」
佑「お願い」
と可愛い顔をする佑亮くん。
「病人だから特別」
佑亮くんは、やったーと言って、今度は向かい合って抱きしめてきた。
「ち、近い」
佑「ドキドキする?」
「ちょっと、だけ」
佑「するんだー!」
と言って抱きしめる力を強めてきた。
佑「僕だけじゃなくて良かった〜」
「佑亮くんもしてるの?」
佑「そりゃするよ!」
「見えない笑」
佑「えー!なんでよ〜」
佑亮くんはそのやり取りを最後に目を閉じて、眠りに入ろうとした。
佑亮くんがちゃんと寝たら、洗いに行こう。そー思って私も1度目を閉じた。
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作者名:なつぴよ | 作成日時:2018年10月14日 22時