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コンコン
「入るね?」
なんとか完成させたお粥をもって部屋に入ると、ベットに横になって丸くなってる佑亮くんがいた。
寒いのかな。
「寒い?」
佑「んーA...?寒い」
と私の手を握ってきた。
私の手を両手で自分のほっぺにあてる佑亮くん。
佑「Aの手あったかいね〜」
としんどそうな笑顔でいう佑亮くん。
佑亮くんのほっぺは熱くて、あきらかにさっきより熱が上がってる様子だった。
「大丈夫?お粥食べれる?」
佑「Aが作ってくれたの?」
「味は保証しませんが笑」
佑「食べる」
と言ってゆっくり上半身を起こす佑亮くん。
スプーンの上のお粥を手で扇いで佑亮くんの口に持っていこうとすると、
佑「ふーふーは〜?」
と言うので、ふーふーした。
「はい、口開けて」
あーっと口を開ける佑亮くんにお粥を持っていく。
パクッと食べると、ふにゃっと笑って
佑「んふ美味しい」
といった。
「よかった笑」
どんどん食べていく佑亮くん。
いつももりもり食べてるイメージの佑亮くんとは違い、ゆっくり1口づつ食べていくから、体調が悪いことが伝わってくる。
半分くらい食べるとペースが遅くなったから、
「もーいい?」
と言うと
佑「うんお腹いっぱい、ありがとうA」
と笑った。
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作者名:なつぴよ | 作成日時:2018年10月14日 22時