なにわ男子病院のお姫様9【高校生編】 (ページ22)

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恭平side

病室に着いてから少しずつ意識がはっきりしてきたA。

恭平「起きた？頭クラクラせえへん？」

A「……けんさは…？」

恭平「もう終わったで？」

長尾「Aが寝とる間に終わったんやけど、、あんま覚えとらん？笑」

A「…(ｺｸﾝ」

本人いわく検査したことは全く覚えてないらしい、、笑

長尾「なんも異常なかったって。やから安心してな？」

A「………」

恭平「A、なんか最近心配事とかないん？多分な、ストレスでお腹痛なってしまってるんよ」

A「……ないよ…」

悩みはないって言うAやけど、小さい頃からずっと見てきたから悩んでることくらい分かる。

恭平「なんか辛いことあったら聞くで？」

A「ん、、、っ、、泣」

恭平「どしたん？話してみ？(撫」

A「っ、、、泣」

長尾「大丈夫、ゆっくりでええよ？」

Aの話を聞くと、体調のせいでなかなか院内学級にも行けず勉強についていけない、

高校生なのに中学生の内容も理解できなくて焦ってる、

病気も治らないし、勉強にもついていけないしどうしていいか分からなくなったらしい。

長尾「そっかそっか、不安やったな(撫」

A「っ、、ｸﾞｽｯ、、泣」

恭平「ゆっくりでええよAにはAのペースがあるから。みんなと一緒じゃなくてええねんで？」

長尾「そうやで？A十分頑張ってるから。もっと自分を褒めてあげてや」

A「…泣」

恭平「よしよし、泣いとったら可愛い顔が台無しやで(撫」

それから、Aのことを気にかけて出来るだけ不安を取り除いてあげれるようにした。

結果的に特に薬は使わずに症状改善できたから良かったけど、あんまり我慢させんようにせなあかんな。