なにわ男子病院のお姫様9【高校生編】 (ページ14)

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西畑side

病棟の廊下を歩いとったらいきなり病室から飛び出してきたA。

詳しい事情はよう分からへんけど、俺は咄嗟に腕を掴んだ。

道枝「あっ！西畑先生、、ありがとうございます。」

A「やだってば、、離して、、泣」

西畑「どうしたん、Aめちゃくちゃ泣いてるやん笑」

道枝「なんか傷口の洗浄が痛かったらしくて、、」

なるほどなぁ、、最近毎日痛い中頑張っとったからな

西畑「そっか、嫌になってもうた？(撫」

A「ん、、いたいもん、、泣」

西畑「そやなぁ痛いもんなぁ、でも頑張ってたもんな(撫」

やらなあかんことに変わりはないけど、とりあえずはAの嫌だっていう気持ちを受け止めてあげる。

道枝「途中まで頑張れたやん、あと消毒するだけでおしまいやで？」

A「…やだ…やんなくていい…涙」

なるほど…これは長期戦になりそうやな…

西畑「A、とりあえずお部屋一緒に戻らへん？廊下おっても寒いやろ？」

A「……泣」

西畑「ほら、手冷えてるやん。とりあえずお部屋であったまろ？」

なんとかAを促して病室に戻る。

西畑「傷口、だいぶ治ってきてるって聞いたけど。Aが毎日消毒頑張っとるからやな？」

A「っ、、泣」

西畑「今日はちょっと頑張るんしんどくなっちゃった？」

A「…泣(ｺｸﾝ」

西畑「そっかそっか。ん、泣かんで大丈夫よ(撫」

Aを見れば分かる、ちゃんと頑張ろうって気持ちに少しずつなってきてくれとること。