なにわ男子病院のお姫様9【高校生編】 (ページ27)

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道枝side

A「ほんとに…？いたくない？」

大橋「おん、ちょっと喉変な感じするかもしらんけど一瞬やからな？」

道枝「おっ、頑張れそうかな？大丈夫やからね(撫」

さっきまで文句言うてたAやけど、黙り始めたってことは頑張ろうとしてくれる証拠。

道枝「危ないからお顔だけ抑えるな〜？大橋先生の方向いてあーんしよな〜」

ベッドに座っとるAの後ろに立って頭を固定する。

大橋「じゃあちょっと喉の奥綿棒でクルクルさせてな〜」

道枝「はい、あーん」

A「ぁ、、っ、」

大橋「もうちょいおっきくあーんできる？そうそう、じゃああーって声出しといてな〜？」

道枝「あーー、やで〜」

A「っ、ごほっ、、おぇ、、泣」

道枝「頑張れ頑張れ〜」

大橋「はーい、よう頑張った、終わり〜！！」

A「うう、気持ちわるかったぁ、泣」

道枝「頑張ったな？偉かった偉かった(撫」

痛くはなかったけど気持ち悪かったみたいでいじけて布団に潜ってもうたA。

俺が検体を出しに行こうとしたら、甘えたいはずやからAのそばに居ったってって、大橋先生が自ら出してくれることに。

道枝「A〜、暑いやろ？お顔見して〜」

A「…あっち…いって…涙」

道枝「えぇ、ほんまに行っちゃうで〜？ええの？」

俺がそう言うと布団から顔を出したA。

道枝「本当は甘えたいくせに〜笑」

A「ちがうもん！涙」

道枝「ふふ、分かった分かった(撫」

結局、検査結果は溶連菌じゃなくてウイルスからくる咽頭炎やった。

2回も検査よう頑張りました！