白 ページ6
「高橋さん、よろしくお願いします」
高橋「よろしくお願いします、Aさん!」
リモラブでの顔合わせのとき、彼女から挨拶に来てくれた。
緊張で手が震える。だって目の前にはあの三玖の声優がいるんだから。一度盲目のヨシノリ先生で共演はしているが、その時はまだお互いに無名だったし、何よりまだ声優には挑戦していなかった君だから。でも今回は五等分の花嫁を見た後でちゃんとファンになっていた後なわけで。
高橋「お、俺!実は五等分の花嫁が大っっっ好きで…」
「えー本当ですか?嬉しいです、ありがとうございます」
三玖とはまた違う声で俺に微笑みかけてくれた。ああ、絶対この人が女神…!
「うちのメンバーにもいるんですよ、高橋さんが好きなメンバー」
高橋「え!あ、オタクの人もいるんですか?」
「内緒ですけどね。アイドルがアイドルオタクなんて、ご法度ですもん」
小悪魔のような笑顔で笑うAさん。アイドルがアイドルオタクだとご法度か。となるとうちのメンバーの大半が禁忌を犯してることになるな、と若干苦笑いを浮かべた。
撮影も順調に進み、俺たちの仲も深まる。まあ、現場での同年代がAちゃんしかいないから必然的に話す機会が多くなっただけなんだけど。
高橋「Aちゃん、よかったら連絡先交換しない?」
「いいよ〜。ゆうぴとは本当に仲良くなれて嬉しい!ゆうぴめっちゃおもろいもん」
高橋「めっちゃ褒められてるじゃん、俺!(笑)」
「まあ、この前のISLANDTVか何かで白雪ポーズして匂わせてきたことは許せないけど……」
高橋「それは本当にごめん(笑)あんなので叩かれると思ってなくて!」
「私、火力超強いから気をつけてね?」
そう言って伏せ目がちに笑ったAちゃんの表情が未だに忘れられない。いつも笑顔の印象だったから、そんな笑い方もするんだ。なんて。俺だけが知っているみたいな表情に、ちょっとだけグッときた。
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366(プロフ) - しぐれっとさん» ありがとうございます♡ (2022年9月25日 0時) (レス) id: 398b640a83 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれっと(プロフ) - なんか久しぶりに更新楽しみになる作品に出会えた気がします!これからのお話が楽しみです! (2022年9月21日 20時) (レス) @page9 id: 3736e3d2cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:366 | 作成日時:2022年9月19日 1時