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ぼんやりとした様子の彼は
私とチーノを見て目を細めた
コネシマ
「…なんやお前ら」
オスマン
「自分の運命辿ることも忘れてるん、こいつ」
運命…と言われてから
コネシマさんはハッとした顔をした
コネシマ
「お嬢か！？」
小さく頷くと
コネシマさんはキラキラと眩しいほどの笑顔を向けた
コネシマ
「そうか！そうか、んなでっかくなったんか！
ええ女になってきてるやんけ！」
ひょいひょいと此方に寄ってきて
私の肩をバシバシと叩いたかと思えば
コネシマさんは頭をワシワシと撫でてきて
満足そうに笑う
しかも声量がかなりデカい
コネシマ
「何年や？俺何年寝てた？」
オスマン
「15年くらい」
コネシマ
「そらお嬢もでかなるわ…！
んでお前は何番目や？」
オスマン
「チーノはお嬢が作った、一番新しい子で
結構最近やからまだあんま慣れてへんし
虐めんといたげ………コネシマ？」
目の前の水色の瞳がキツく、鋭くなった
コネシマ
「んや……羨ましいわ
それよりお嬢、ここ何処とかは俺も寝てながら
分かっとるからええんやけど
忘れたわけちゃうやろ？」
「…？」
コネシマ
「お前のこと噛んだのは俺やぞ」
ほら、と肘に触れる手
特に跡は残ってなくて…
肩に残ってたと思う跡も
ロボロが消してたのか、残ってない
「その事については、覚えてないです」
コネシマ
「……俺はまたお前の血欲しさに暴れるかもしれんやろ
俺が言うのもなんやけどな」
「血を巡った争いはつい最近に起きたので…」
なんそれ、とコネシマさんが首を傾げた
今思えばその時にいた人はこの場ないなくて
強いて言うならショッピだけだけど…
多分出てきてくれない
「それに甘えてしまってますけど
あまり簡単に死ぬことがないのも分かってるので…」
コネシマ
「ほんまに甘えやな
俺がお前に死ぬことがないって暗示かけたら…
トントンも出て来れんのにな」
「えっ」
嘘、と顔を見るが
鋭い歯が口の内側から覗く
グルッペンを見ようとして…ハッとした
ぐるぐる、水色の…煙が薄らと巻き上がる
まるでお香の煙のように
コネシマ
「今この場で話せるのはお前くらいや
どうする？なぁ、食われない自信はあんのか？」
なぁ、と開いた口は
まさに…化け物
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吏由 - 初コメ失礼いたします。今更になってしまいますが完結おめでとうございます〜新感覚(？)のお話が見れました…満足感をありがとうございます！貴方様の他の作品見て参りますね (2022年9月27日 21時) (
レス) @page30 id: d4efbb01c8 (このIDを非表示/違反報告)
かみぶくろ*(プロフ) - 完結おめでとうございます！主役達の設定がすごく細かく丁寧で表現の仕方や「ここで？！」といった一生読んでても飽きない展開のストーリーがとても面白かったです！いつも素敵なストーリーをありがとうございます！ (2022年9月24日 1時) (レス) @page29 id: 789bc89d04 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！毎度の事ながら主役たちの設定が丁寧で素晴らしかったです……！夢主の愛し方？愛情表現も凄く良かったです！！素敵な作品をありがとうございます！！どうかお身体に気をつけて下さい、応援してます！！ (2022年9月23日 11時) (レス) id: 998524a2ed (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 完結お疲れ様です!主様の作品どれも面白くて大好きです! (2022年9月23日 8時) (レス) @page29 id: 0f366d5932 (このIDを非表示/違反報告)
ui - 続編おめでとうございます！、これからも応援してます！！ (2022年9月22日 19時) (レス) @page17 id: ae35af7cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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