2話 回収 ページ4
「お、オールマイト…」
「朝からビックリした」
「どうしたんだろう？」
「なんかすごい焦ってるね」
生徒がそんな会話をしている中、相澤がオールマイトに疑問をぶつけた。
「オールマイトさん、今日非番でしたよね？」
オールマイトはスーツではなく、白の無地のTシャツにズボンというラフな格好をしていた。
そして何故か息を切らしていた。
「いや、うん…ハァ…ちょっとね」
「…あぁ」
息を整えながら話すオールマイトに対し、相澤はなにかを察したかのように莉華を見た。
『おぉ!マイト久しぶり〜!!』
「「!!??」」
オールマイトを見た瞬間莉華は目を輝かせ、物凄い勢いで抱きついた。それを難なく受け止めると嬉しそうに目を細めて、ハッとすぐに我に返る。
「いや、久しぶりなんだけど！そうじゃなくてね！」
『ん？』
「君を連れ戻しに来たんだよ」
『……』
((…ﾀﾞｯ!!
((ｶﾞｯ!!
『ぐぇっ!』
遠くに逃げようとする莉華の襟を素早くオールマイトは掴んだ。一瞬首が絞まって変な声が出た。
「あ、ごめん ほら、戻るよ」
『待って待って!まだ全部見れてない!』
「駄目だよ それじゃ相澤くんまた明日！」
「あ、はい」
ジタバタと暴れる莉華を小脇に抱えると素早い動作でその場を去っていった。
「なんか、嵐のような人だったな…」
そう、ポツリと呟く生徒の声がした。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
「じゃあ、明日からよろしくね」
『はい、こちらこそよろしくお願いします』
明日からの予定などを聞き終えた莉華は、校長室を後にし職員室に向かった。
職員室を見渡して一人の人物に近づき、お待たせと声をかける。頬が痩けて目が窪み、骸骨のようにも見えるその人物は、トゥルーフォームのオールマイトだった。
「よし、帰ろうか」
『うん』
「あら、もう帰っちゃうの？」
さっきまで談笑していたミッドナイトが名残惜しそうに言った。その近くには13号とマイクもいた。
「迎えに来ただけだからね」
『お邪魔しました、明日からよろしくね』
そう言いながら二人は職員室を後にした。
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伊瀬(プロフ) - てくさん» 作品へのご指摘ありがとうございます。確認して、オリジナルフラグを外したと思うのですが、ちゃんと外れていますでしょうか？自分で確認するにはどうしたらいいでしょうか？質問ばかりですみません。 (2017年7月31日 8時) (
レス) id: 73a80f0bce (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月16日 19時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊瀬 | 作成日時：2017年7月16日 9時
