#２５７『どんなに冷たいものだって、暖めてあげるから。』 ページ27
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パクノダ
「あなた達、何故逃げないの？」
ゴン
「逃げるって？」
ゴンの言葉の後も蜘蛛が崩壊しそうな勢いで口論が続いたがなんとか場が収まった。
結局折れたのはフィン達の方で、クラピカからの提案も渋々納得してくれた。
そして今、人質交換の為に私達は雨の中を歩いている。
パクノダ
「手負いの私からなら逃げられるはずでしょ？
そしたら切り札が無くなって、鎖野郎は望み通り団長を殺れるのよ？」
そう言うパクの目を真っ直ぐと見つめて、ゆっくりと立ち止まった。
ゴン
「仲間だからだよ。仲間だから、もうクラピカに人殺しなんてしてほしくない。」
キルア
「だから交換で済むなら、それが一番いいんだ。」
『もし逃げようと思ってるなら、私達、もうとっくに逃げてるよ。』
そう言って、前を歩いて行ったゴンとキルアについていく。
地面で光っている浅い水溜まりを踏んだ後、２人がパクの方を振り返った。
ゴン
「どうしたの？」
キルア
「早く行こうぜ。」
立ち止まったままのパクに駆け寄って手を取った。
あれ、パクの手冷たいな…雨のせいかな…？
『【
私の両手でパクの両手を包んでゆっくりと暖める。
それから手を繋いで、ゴンとキルアが待つ方へ手を引っ張った。
『行こ、パク！』
パクは暫くぼうっとし、それから１つ頷いた。
綺麗でさらさらな金髪がふわりと揺れ、紺色の夜空を透けさせる。
パクノダ
「……えぇ、行きましょう。」
その笑顔を見ながら再度手を握ると、パクは優しく手を握り返してくれた。
そしてそのままゴンとキルアの元へ、浅い水溜りを踏みながら歩き出した。
#２５８『ここまでシリアス(？)だとタイトルでふざけるの躊躇うよね。ちょっとだけ。』→←#２５６『真っ直ぐ真っ直ぐ〜マッスルマッスル〜((((』
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緋乃__*(プロフ) - ユーリYURIさん» だがも駄菓子もありません！！笑 (2020年5月22日 16時) (
レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
ユーリYURI(プロフ) - だ、駄菓子www (2020年5月22日 14時) (レス) id: 84aaee8034 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - お花畑?さん» ああああありがとうございます励みになります！！頑張ります！！ (2020年5月22日 14時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
お花畑?(プロフ) - 更新待ってました！私、夢主ちゃんもラギも大好きです！ゆっくりでいいので更新応援してます！いつまでも待ってます！← (2020年5月22日 0時) (レス) id: 6aa43b5d57 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - ユーリYURIさん» わああっ！ありがとうございます！頑張ります！！ (2020年3月2日 21時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋乃__* | 作成日時：2020年3月2日 21時
