#１０３『危なっかしい。』 ページ13
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ラギスside 暫く時は遡り…
『………』
特訓開始から何日か経って、いきなりAが消えた。
そこら中探し回ったけど一向に現れる気配はない。
Aは夜、外に出てストレス発散(？)をしていたからその時誰かに連れ去られたかもしれない。
ゼブロが言うにはゾルディック家の誰かかもしれないと。
『………』
そして今日、僕達は一の門を開ける。
ゴン
「さっきからラギス、何も言わないね…」
レオリオ
「というか、Aが消えてから何も言わなくなったぜ…」
クラピカ
「よほどAの事が心配なのだろうな…」
怪我をしているゴンは置いといて、まず僕達が開ける事になったけど…
なんだかどうも足が動かない。
クラピカ達に呼ばれているのに足が動かないんだ。
レオリオ
「はぁ…しゃーねぇ。まずは俺たちだけでやるぞクラピカ。」
クラピカ
「ああ…そうだな。」
２人が門を開けようとしているけれど本当にビクともしない。
ぼーっと眺めていると、ゴンが僕の側に近づいてきた。
ゴン
「ラギス。」
『………』
怪我していない方の手で僕の手を優しく握る。
三次試験の時、「生きる価値ないとか言わないで」と言われたのを思い出す。
ゴン
「Aならきっと大丈夫だよ！ね？」
思わず息を飲んで、視界がきらっと煌めいた。
『……A、は』
自然と言葉が口から漏れてくる。嫌な気分ではない。
『Aは…いつも危なっかしいんだ…』
だから僕が見てないと。
『色んな人に好かれやすくて、すぐ友達を作って…』
その人が危ない人じゃないか、とか全く考えなくて。
『もし、もしAに何かあったら、僕は…』
大切な、僕の命の恩人。
『僕は本当に、生きる価値なんてないから。』
何かあってからじゃ遅いんだ。
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へまとふぃりぃあ - お巡りさん、ヒソカです (2020年10月18日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - limeさん» あ、あ、ありがとうございます！！面白いだなんて…すっごい励みになります！！頑張りますので、これからもよろしくお願いしますっ！！！ (2020年1月5日 14時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
lime - コメント失礼します！面白すぎてpart1から一気読みしてしまいました！とても好きな感じの話で読みやすいです、更新頑張ってください！！！ (2020年1月5日 14時) (レス) id: 9541760200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋乃__* | 作成日時：2019年12月29日 14時
