#２８『こんのジジイが…』 ページ30
.
暫く気まずい空気と沈黙が流れる。
ゴン
「あの…ごめんね、そんな事言わせちゃって……」
キルア
「…おい、ラギス。大丈夫か？」
ラギの方をちらりと見ると、ラギがゆっくりと顔を上げる。
ラギス
「大丈夫…ちょっと、思い出しちゃっただけ。」
そう言って深呼吸をし、私の方を向く。
ラギス
「ていうか、Aが僕を盗んだとか言わなくてよくない？」
『えー、別にいいじゃん！』
良かった、いつものラギだ。
けれど、緩んだ口角はすぐに固くなる。
後ろから漂ってくるとても膨大な___ネテロのオーラ。
ゴンとキルアが後ろを向く中、私とラギは別の方向を向いた。
カタン、カタンという下駄の音。
そこに居たのは何ともない顔をしているネテロ。
『…随分歩くのがお早いんですね、会長。』
ネテロ
「今のが？ちょこっと歩いただけじゃよ？」
っ、こんのジジイが…！！！！
ネテロ
「そう邪険になさんな。」
どうどう、とあやす様に言って髭を触る。
ネテロ
「お主ら４人、わしと��ゲーム��をせんかね？」
ゴン
「ゲーム？」
ネテロがゴンの方へ視線を向ける。
ネテロ
「もしそのゲームにお主らが勝てたら、ハンターの資格をやろう。」
思わずぴくりと体が動く。
ゴン
「ほんと！？やるやる！」
キルアも興味を持った様で、ネテロの方をじっと見ていた。
ネテロ
「どうじゃ？やるかの？」
はー…ほんとムカつくこのジジイ…！！！
誰がそんなゲームなんてやるかよ！
#２９『ジジイとキルア。』→←#２７『ラギス=タットリン。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
緋乃__*(プロフ) - booksさん» うわぁぁ！！ありがとうございます！イラストリクあれば何でも描きますよ(ただし上手いとは言ってない←)はい！頑張らせていただきます！！ (2019年12月15日 22時) (
レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
books - 毎回来てます！イラストかわいいですね！私もほしいです。更新頑張ってください！！！！ (2019年12月15日 21時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - 豚バラさん» きゃーっ！ありがとうございますっ！(謎テンション) 頑張って書かせていただきます！！ (2019年12月13日 22時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
豚バラ - とても面白いですね！次も楽しみに待ってます！ (2019年12月13日 21時) (レス) id: 61753fbb81 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：緋乃__* | 作成日時：2019年12月10日 22時
