#２４『失敗の夜。』 ページ25
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ラギス
「順調？」
『余裕。』
今から３年ほど前に遡る。
私は新しい獲物を手に入れるため協会へ侵入していた。
獲物があるであろう部屋に入り、辺りを見回す。
ネテロ
「待っておったぞ。」
後ろからの声に素早く反応して距離をとる。
ネテロ
「そう警戒なさんな。」
ラギス
「どうした？」
『…ちっ』
盗みをする時は仮面を付けており、そこにはマイクが付いている。
私の舌打ちは「やばい」の合図になる。
ラギがふっと黙り、辺りが静かになる。
ネテロ
「残念ながら、お主のお目当のブツはないぞ。」
そう言って何かを投げてくる。
パシッと受け止めると、それは私が協会に送った予告状。
ネテロ
「なぁ、大怪盗さんや。」
そう言ってゆっくりと近づいてくるジジイ。
何かしてくる前に素早く近づいて顔面に回し蹴りを入れる。
壁に打ち付けられ、ガラガラという音が部屋中を満たす。
普段の私だったらトドメを刺して探索を開始するだろう。
��普段の私だったら��の話だが。
蹴りを入れた時に感じた膨大な量のオーラ。
『ダメだ、撤退する。』
小さく呟き、窓まで走って飛び降りようとする。
ネテロ
「なぁ、お嬢さんや。」
予想通り、ジジイには擦り傷が付いているだけでなんともなかった。
ネテロ
「…いつか、手合わせ頂けないかのお。」
『……考えておくわ。』
___ネテロもまた、月明かりに照らされた少女の強さを感じていたのである。
#２４.５『イラストだぁぁあ！！！！』→←#２３『止まない舌打ち。』
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緋乃__*(プロフ) - booksさん» うわぁぁ！！ありがとうございます！イラストリクあれば何でも描きますよ(ただし上手いとは言ってない←)はい！頑張らせていただきます！！ (2019年12月15日 22時) (
レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
books - 毎回来てます！イラストかわいいですね！私もほしいです。更新頑張ってください！！！！ (2019年12月15日 21時) (レス) id: e463963ad8 (このIDを非表示/違反報告)
緋乃__*(プロフ) - 豚バラさん» きゃーっ！ありがとうございますっ！(謎テンション) 頑張って書かせていただきます！！ (2019年12月13日 22時) (レス) id: d43820db5a (このIDを非表示/違反報告)
豚バラ - とても面白いですね！次も楽しみに待ってます！ (2019年12月13日 21時) (レス) id: 61753fbb81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋乃__* | 作成日時：2019年12月10日 22時
